働き方

華麗なキャリアアップを成功させる人の共通項

投稿日:2015年10月8日 / by

お毒 10月から知人が、歌手になったの。いつもうちの店でカラオケで美声を披露してたんだけど、まさにプロになるとはね。だって、前職は散髪屋さん、歳も62歳よ。

猫田先生 はさみをマイクに持ち替えた華麗なる転身じゃねぇか。人間ってのは、いつだって変わるチャンスはある。いま何をやっていようが関係ねぇよ。

お毒 そういえば伝衛門もホームレスから見事に逆玉に乗って、いまやタイで大金持ちだもんね。

毒舌家

編集部ニシ あれは単に富豪の召使いになっただけでしょ。あの人のことですから、真偽は不明ですよ。それより、私は馳浩氏の入閣に思うところがありますね。高校教師から五輪レスリング日本代表を経てプロレスラー、その後政治家に転身。そして、文部科学大臣ですからね。まさに華麗なる転身ですね。

へん0お毒 あの人はオカマにも人気があったのよね。リングでの腰くねダンスには女より男の方がコーフンしてたって話よ。アタシにはボクシング界のスーパースター、マニー・パッキャオにしか見えないんだけどね。

編集部ニシ 政治家時代に彼がプロレスと兼業しているときに取材したんですが、とにかく頭が切れて時間の使い方うまかったですね。多忙なのにキッチリと体を仕上げてるんです。議員会館のトレーニング室で取材した時は、一緒に練習したのですが、翌日大変でしたよ。短時間で濃密に体を苛め抜いて、パッと切り替えてもう政治家の頭に切り替わるという才がありましたね。会話をしていていても先を見据えて逆算して話してくる感じで、まるで将棋を指しているようないい意味の緊張感がありました。当時からいずれ大臣に、なんて言ってましたがついに実現しましたね。

猫田先生 彼は試合で一時心停止という大ピンチに見舞われたんだよな。いわば一度死んだ身。だからこそ、トレーニングは怠らないし、いまの大切をよく分かってる。そういう人間はやっぱり大成するよな。

お毒 華麗なる転身でいえばノーベル医学生理学賞の大村智氏もそうじゃない。定時制の高校で先生やってたんでしょ。

猫田先生 そうだな。彼の場合も定時制に来る学生が働きながら勉強する姿に刺激を受けて研究の道へ没頭したそうだから、やっぱりメンタルがすごいよな。若いころはスポーツも万能だったそうだから、スポーツマンってのも、大成する資質の1つかもしれんな。

ニシ 文系の転身組も結構いますけど、まぁ多いことは確かかもしれませんね。あと今年の“転身”でいえば、漫才師で芥川賞を受賞した又吉直樹もいます。ああ見えて彼も高校時代サッカーに明け暮れたスポーツマン。キャリアアップしたいなら、スポーツに取り組んだ方がいいかもしれませんね。それは半分冗談としても、スポーツというのは、練習をすればするだけ目に見えて結果が出る。その感覚が分かってると、辛いことや努力が苦にならないんですよね。それが常に前向きでいられる秘訣なのかもしれません。

nekodaBup猫田先生 彼の場合、まだ転身じゃなく、兼業だけどな。あと、転身の資質としては行動力だろうな。やりたいじゃなく、やっちゃうチカラ。印象的なのは大村氏の「失敗しないと成功はない」って言葉だな。失敗をマイナスに捉えるんじゃく、成功するための過程と捉える発想。3人とも、その辺りはバツグンだからな。

ニシ もう一つ言うなら、3人とも華麗なる転身を果たしても、いままでと全然変わらないことも共通してますね。誰に対してもフラットな人格というのが、やはり成功する人の資質として必要なんでしょうね。

お毒 アタシは誰に対してもバラのトゲトゲ。残念だけど、ノータマの小物のオカマとしてひっそり生涯を全うするわ。

◇過去の三者三様

 

 

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