働き方

ネットショップ運営の極意

投稿日:2014年9月10日 / by

ネットショップで購入する消費者心理

アイパッド

値段だけが差別化では生き残れない(平城氏撮影)

楽天でKEENの海用のサンダルを注文しました。商品が届き中を開封したところ、お店のカードが入っていました。とても綺麗に包装されていました。しかし、私は、これを見て思うことがありました。

お店の姿勢は大変素晴らしいと思います。ところが、私は次にまたこのお店で注文をするかどうか?と考えると、注文しない確率の方が圧倒的に高いからです。

それはなぜか?

私がKEENのサンダルを買おうと思ったのは、事前にショップに足を運び、試着をして、商品を決めていて、後はインターネットで『一番安いお店』を探しただけに過ぎないからです。

次に私がKEENのサンダルを買おうと思ったら、この店で買うのではなく、再びインターネットで検索をして、一番安く売っているネットショップで買う。ただそれだけなのです。

それはなぜか?

このお店の差別化要因が、『商品の価格』だけしか無いからです。どこのお店で買っても同じ商品が届くのであれば、1円でも安いお店で買う、これが消費者の心理というものです。

価格だけでしか勝負できないビジネス。これでは非常に生き残る厳しいですし、長く続けるのも難しいでしょう。

記憶に残るネットショップの運営法

それでは私ならどうするか?

仮に私がサンダルのネットショップをやっていたとしたら、『KEEN』に特化したサンダルショップに変更します。文字通り、KEENのサンダルしか扱いませんが、その代わり、『日本一KEENの品揃えが多いサンダルショップ」にします。値段も、最安値を保証します。試着して返品もOKにします。

そして、Facebookを使って、ひたすらKEENのサンダルについての情報を発信します。

ここまですれば、私のネットショップは『KEENのサンダル専門店』として、一度知って頂いた方の記憶に残るようになるでしょう。

逆にいえば、記憶に残らない店は存在しないも同然なのです。


海外ノマドマスター・平城寿【プロフィール】平城 寿 Hirajo Hisashi
1976年宮崎県生まれ。九州大学工学部卒(1999年)。もともとITエンジニアで、2004年にSOHO事業者向けビジネスマッチングサイト「@SOHO」を1人で立ち上げ、4年で日本国内No.1の会員規模にまで育て上げる。その後インターネットの可能性に魅了され、自らネットを活用した「場所や時間にとらわれないワークスタイル」を実践。2011年より海外に拠点を移し、アジアを中心に毎月5都市以上を訪問。『海外ノマドスタイル』を確立して、その魅力を発信している。

平城寿公式ブログ:http://hirajo.com/
平城寿Facebook:http://www.facebook.com/hisashi.hirajo
@SOHO:http://www.atsoho.com

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