働き方

辞めたいのに会社を辞めない理由

投稿日:2015年1月20日 / by 瓦版編集部

瓦版白書【労働実態編】

瓦版白書働き方と天職を考えるWEBマガジン『瓦版』は2015年1月20日、サイトを訪れたユーザーを対象に働き方の実態に関するアンケート調査を行いました。今回は、有休の取得数やマインドについて、回答してもらいました。

調査対象は、仕事に対してネガティブな傾向にあるビジネスパーソン385人(女性180人、男性205人)。質問は有休や離職などについて、選択式と自由回答を合わせたもので実施しました。

有休取得はゼロがトップ

まず、昨年の有休の取得数についてです。これは、「0」が47%でトップ。一般的に取りづらいといわれる有休が、やはりとりにくいことを裏付ける結果となりました。一方で、「4日以上」が26%と続き、取る人はとっているようです。

次に、これまでに何社の会社を経験したのかを聞いてみました。その結果、1社が51%で一番多く、2位の2社(20%)を大きく引き離しました。今回、仕事に対して、ややネガティブな状況にある人を対象にアンケートを実施したことを考えると、意外な結果といえます。

辞めたいのにやめないなるほどな理由

vac2では、なぜ、会社を辞めないのでしょうか。その理由に、転職経験者の少ない理由が隠されていました。1位は「自分に自信がない」(39%)、2位が「いい会社が見つからない」(21%)と続きました。つまり、離職する気持ちはあるものの、飛び出せるほど自分に人材として売り込むほどの自信がないのです。2位の理由はもっともではあるものの、いい会社があったとしても自信がなく踏み出せない、ということにもなりそうです。

自由記入のその他の理由では「生活がかかっているから」、「辞めさせてもらえない」、「人手不足で辞めにくい」といった切実なものが並びました。企業には、こうした悶々とした思いを抱えたビジネスパーソンが少なくないといえそうです。

ただし、今回の調査に回答した年代は、20代が53%、30代29%、40代14%と若者が多くなっています。従って、有休の取得や転職回数の少なさは、あくまで参考と捉えた方がいいかもしれません。

とはいえ、有休取得の少なさや自分に自信がなくて辞めたいのに会社を辞める決断ができないというのは、その人にとってマイナスこそあれ、プラスはほとんどない状態といっていいでしょう。企業にとっても、こうした人材を何とかうまく活用しなければ、全体のパフォーマンスにも影響が出かねません。

折しも社会は、有休取得を後押しし、労働力の流動化を促進する方向へシフトしつつあります。こうした流れが、悶々としたビジネスパーソンにとっての触媒となり、一人一人のパフォーマンスの最適化につながれば、明るい未来が拓けていきそうです。

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