働き方

ちょっとした健康習慣って実際どうなの?

投稿日:2015年3月16日 / by

PAK85_minnashitamukiesk20150107071348500ベテラン社員Mは毎朝乳飲料の摂取を欠かさない。もう15年近く続けている。特に健康に気を遣ってというよりは、「習慣だから」ということに尽きる。それでも、年の割に若く見えるし、アクティブではある。たかが乳飲料、されど乳飲料。実際のところ、その効果は分からないが、さきごろ興味深いデーが発表された。

森永乳業の「男女中高年2万人の健康状態に関する全国調査」だ。同社が約9万部のアンケート調査を配布し、2万3,188人から回答を得て実現した。対象は、同社の乳飲料を飲んでいる、または、飲んでいない中高年(50代~80代)の男女。Mのアクティブさが偶然なのか、乳飲料効果によるものかを知る上でも非常に参考になる。

気になる結果は、継続摂取している人では、便秘または便秘傾向が低い。10年以上摂取している女性では過去5年間の骨折経験が少ない。日常生活で物忘れを感じる人が少なかった。などの項目において、摂取していない人と比べ、違いがあった。

数か月飲んだ結果、というのはよくあるが、数年摂取しての結果であり、データとしてはかなり貴重だ。摂取している人は、健康意識が高いから継続摂取しているワケであり、自ずと健康的である可能性は高い。その意味では、摂取の有無とは関係なく健康な人が多い可能性も否定できず、あくまで参考だが、乳飲料の継続摂取は決して無駄ではないといえそうだ。

結果を知ったMは「継続は力なりだね」と一言。特に興味を持つわけでもなく、淡々と受け止めた。何事にも一喜一憂しない。そうした世の中への沈着冷静なスタンスが、実はMがいつまでも健康的で活動的な原動力なのかもしれない。

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