働き方

リアルとネットの連動で実現する時間の有効活用

投稿日:2016年1月18日 / by

デザイナーM嬢は、大の買い物好き。だが、最近はもっぱらネットショッピングが中心だ。忙しくて、時間がない身分には、いつでも品定めできるネットの便利さはかなりの高ポイント。とはいえ、本当は、リアル店舗でじっくりと品定めがしたい…。特に洋服は、フィット感や風合いを自分の目で確認しないと痛い目にあうこともあるからだ。

実は、小売りの店舗情報は、網羅的な情報があまりなく、近くの店舗に何が売っているのか、といった商品検索が十分にできない。店舗の場所や何屋かは分かっても、どんな品揃えかまでは分からない。飲食店が、地域情報とうまく連動し、メニューや予算がすぐに検索でき、浸透しているのとは対照的だ。

例えば、飲食なら、「今すぐ食べたい」という欲求がある。一方、洋服を今すぐその場で欲しい、ということはあまりないかもしれない。それでも、M嬢のように、仕事が忙しく、帰宅時に職場近くや通勤途中の店舗で洋服選びをしたいという潜在ニーズはある。そこに目をつけたのが、リアルタイムに店頭情報がみられるアプリ「NEALY(ニアリ)」を運営するipocaだ。ヤフーと業務提携することで、ニアリの情報と「Yahoo! ロコ」を連携。リアル店舗の商品関連情報の閲覧を可能にしたのだ。

loco

訪問予定の場所近くにあるショッピングセンターで事前に欲しいものを検索すれば、どこに売っているか検索できる。それだけでなく、将来的には商品在庫と紐づけることで、在庫情報も分かるようになる。こうなれば、せっかく行ったのに在庫切れ、という無駄足もなくなる。購入した感想を投稿する機能などもあり、不特定多数の愛用者と“品評会”もできるなど、利用することで買い物の楽しさを増加することにもなる。まさにネットの力をリアルの購買行動に活かす、新サービスだ。

さっそく、このアプリを活用したM嬢は、職場近くのお店でのショッピングを計画。楽しみができたことで、心なしか仕事もはかどり、生産性もアップした。もっとも、店舗情報が充実するほどに、「このまま購入ボタンがあってもいいなぁ」と、ついネット買いの習性から邪まな気持ちが湧いてくるのだった…。

読み物コンテンツ

働き方白書について
仕事相談室について
極楽仕事術について
三者三様について
戦略的転職について
用語集について