働き方

論文騒動の本質とは

投稿日:2014年3月13日 / by 瓦版編集部

お毒 なんだかかなり雲行きが怪しくなってきたわね。

猫田先生 今日は荒れそうだな。

毒舌家

お毒 お天気じゃなくて、新型万能細胞(STAP細胞)論文の話よ。

物知り

猫田先生 どうやら万事休すの様相だな。それにしてもあの騒動にはいろんな問題が絡んでる気がするんだよな。つまりだな、公式な論文だから当然厳正な審査がある。投稿された科学雑誌だって掲載にあたっては内容を厳しくチェックする。割烹着を着せ、大々的に取り上げたマスコミだって、一応裏付けはとる。これらすべてが節穴だったってことだぜ。こんなマヌケな話あるのかね。

お毒 研究ユニットリーダーの女の子がかわいかったから、みんな気が緩んでたんじゃないの。単なる怠慢としか思えないわね。

猫田先生 そういわれてもしかたねぇ感じだな。それにしても画像の無断使用や博士論文での大量のコピペは、うっかりミスというより、それが当たり前のようになっていたふしはあるな。つまり悪気なく、いつものやり方って感じでさ。実際、学生の卒論なんかは、WEBからコピペしてちょっと構成を変えた程度で終わらせる事例は珍しくないそうだからな。ワシの時代はやりたくてもそんな便利なものがなかったから大変だったんだがな。

おっちょこちょい

お毒 仕事のデジタル化って感じね。便利すぎて大事な何かが欠けてしまうのかしらね…。

猫田先生 複製があまりに簡単で当たり前になり過ぎて、罪悪感が希薄になっちまったって考えてもいいかもしれんな。それは、審査する方も、マスコミにしてもそうだよ。どこかのネットにホンモノと出ていたから大丈夫だろう、的な感覚があったことは否定できねぇんじゃねぇか。デジタル社会に浸りきって思考停止が蔓延してんだよ。そもそも捏造するメリットがねぇわけだから、疑う余地もねぇ。百歩譲って、一番重要なのは研究の実体。それが、ホンモノなら、手続き上の問題だけで済むんだろうが、その辺まで怪しくなってきちまってるのは非常に残念。近々会見があるそうだから、真相をしっかりと究明してほしいもんだな。

お毒 耳が聞こえない人の会見はとんでもなかったからね…。

伝衛門 研究結果自体が「ゴースト」だったってことでいいんじゃないでやんすか。

お毒 失礼極まりないわねっ。きっと幽霊が見えるくらいに研究に没頭してたのよ。何かのボタンのかけ違いでこんな結果になっちゃんだろうけど、なんだか釈然としないわ。一瞬とはいえ大フィーバーにもなってたわけだし…。

猫田先生 何でも疑うってのが、研究の原点にあるとしたら、皮肉にもこの研究においては周囲の人たちが「性善説」を前提にサポートをしてたんだろうな。もちろん、当人は善人だろうが、仕事の仕方やモラル感の違いなど、微妙なずれがいくつも重なりあって、大きなことになっちまったんじゃねぇかな。会社でもとんでもない不祥事が起こるのは、些細なことの積み重ねだったりする場合が多いもんだからな。世の中、どんどんデジタル化してるわけだが、脳のデジタル化は避けなきゃいかんし、常に疑う姿勢も忘れちゃいかんな。

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