働き方

なぜ「働く」を考える必要があるのか【瓦の目】

投稿日:2015年8月7日 / by

夏休みは「働く」を考えよう

thinkingうだるような暑さが続いている。東京都心は8日連続の猛暑日(35度以上)。クールビスではカバーしきれない酷暑だ。救いは、多くの企業が来週には夏季休暇を迎えることだろう。暑さのダメージをやわらげるだけで精いっぱいかもしれないが、ぜひこの夏は「働く」ことについて、じっくり考えてみて欲しい。

やみくもに働くことを考えても時間の浪費だ。ポイントは、自分は本当に主体的に働けているのか。「 イヤイヤ仕事をしている」、「やらされ感がまとわりついている」、「仕事が楽しくない」…そうしたことがあるなら、その理由をしっかりと突き止めて欲しい。原因が上司にあるのか、仕事内容にあるのか、社風にあるのか。それを明確にするのだ。

なぜ、こんな提案をするのか。いま働いている人は、もしかすると、何となく流れに乗って社会人になってしまったのかもしれない。単に枠組みにハマり、ひとつのパーツとして順応しているだけかもしれない。「それでも満足」、という人ももちろんいるだろう。しかし、実はそれらは自分の意思とは無関係であることに気付く必要がある。なぜなら、それではもしも業務がロボットに代替されたとしても、なんの影響もない存在になるからだ。

自分を抑えていないかだけは確認しておこう

企業の寿命が縮まり、終身雇用が崩壊したいま、そのことに会社が倒産してから気付いても手遅れだ。せめて、しっかりと自分の足を地につけ、主体的に日々の業務に取り組んでいれば、何があってものたれ死ぬことはない。そのためには、働くことについて考え、自分が本当は何がしたいのかを知っておく必要がある。

たくさん読書をする、資格取る、思い切り遊ぶ…。せっかくの夏休み、なにをするのも結構だが、ほんの少しでも働くことを考える時間を持つことで、本当にやるべきことややりたいことがおぼろげながらでもみえてくるはずだ。生涯現役時代のいま、「どんな種類の仕事をするか」以上に、「どんなスタンスで働くのか」の重要度は増大している。自分を抑え続けたまま、大事な人生を終えてしまうことほどもったいないことはない。

 

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