働き方

女性経営者が確立目指す女性の働き方の新しいカタチとは

投稿日:2016年1月22日 / by 瓦版編集部

『Woman&Crowd』
石田裕子代表

女性専用のクラウドソーシングサービス、『Woman&Crowd』が、設立2年目を迎えた。政府が女性活躍を推進するなど、追い風が吹きつける中で誕生した同サービス。1年で登録者数20万人を突破し、大きく前進する一方で、女性活躍支援の課題も目の当たりにしてきた。自らも同社代表として働く女性の最前線をみてきた石田氏に、その戦略や展望を聞いた。

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社名変更で鮮明にしたクラウドソーシング色

前身の『mama&crowd』からサービスを引き継ぎ、1年で公約の20万人をクリアした石田代表。2015年10月には、社名をSTRIDE(ストライド)からサービス名のWoman&Crowd(ウーマンクラウド)に変更し、クラウドソーシングサービス提供企業としてのカラーを鮮明にした。

「ストライドという社名とウーマンクラウドというサービスは、ともにゼロから立ち上げたもの。そこから、両方の認知度を上げるのは広報的なロスも大きく、登録者も順調に増加する中で、サービスの主体であるクラウドソーシングが意識できるサービス名を社名にする選択をしました」と石田代表。もともと事業の軸足がクラウドソーシングであることから、一気に知名度を挙げる狙いも込め、社名とサービス名を同一にする変更に踏み切ったというワケだ。

働く女性の「選択肢」としての存在価値の追求

創業時から同社が掲げるミッションは<女性の働き方の支援>。クラウドソーシング色を鮮明に打ち出すことは、同サービスを働く女性の新しいカタチにまで昇華させる決意でもある。つまり、時間と場所に縛られないクラウドソーシングを活用して働くスタイルを、手軽だが内職的な位置づけから、女性が女性らしく働きやすいワークスタイルにまで、引き上げ、深化させるということだ。

先行のクラウドソーシング大手は、そのワークスタイルを正社員に代わる新しい働き方にまで高めるビジョンを打ち出し、フリーランス支援のプラットフォームとして、さまざまな環境づくりに注力している。同サービスは、女性に特化しているという点で、すでに差別化されているが、目指すのはそうした形態としての働き方の確立ではなく、働く女性の新たな「選択肢」としての存在価値だ。

クラウドソーシングを発展させ、女性の新しい働き方のカタチの目指す石田代表

クラウドソーシングを発展させ、女性の新しい働き方のカタチの目指す石田代表

「この1年は、特に女性の働き方に関して様々な情報に触れ、実際の声も耳にしてきました。ではどうすれば女性が活躍できるのか、といえば、考えれば考えるほど複雑で、その答えは見つかりません。女性だけで解決できる問題でもありません。そうした中で、既存の働き方ではない、時間と場所に縛られない働き方を新たな選択肢として用意することで、働き続ける女性の背中を押すことにつながると考えています」と石田代表は明かす。

なぜクラウドソーシングに着目するのか

正社員として働き続けるとなると、どんなに平等が叫ばれても、どうしても男女の壁が発生する。非正規では、不安定過ぎて女性として健全なキャリアを歩めない…。こうしたいつまでも旧態依然の状況が、女性が心置きなく働き続けることを阻んでいる。そうだとすれば、クラウドソーシングは、そうしたしがらみから解放された“安息の職場”として、うってつけのプラットフォームといえる。石田氏が着目するのは、その自由さだ。

女性が気軽に、自分の時間を優先しながら働き続けることを実現するクラウドソーシング。女性に特化した同サービスでは、単なるプラットフォームとしてでなく、その一層の充実を図るべく、ならではの手厚い福利厚生サービスを新たに追加。設立2年目以降のさらなる飛躍に向け、かゆいところに手が届くサポート体制を確立した。

正社員並みの福利厚生を無償提供

『macalon+(マカロンプラス)』の無料提供だ。同サービスは、企業向けに有料提供している福利厚生サービス。働く女性にうれしい各種サービスが優待価格で受けられ、すでに提供企業は150社を超えている。こうした福利厚生の提供は、他のクラウドソーシングでも事例はあるが、利用に収入規定があるなどの条件付きの場合も多く、誰でも手軽に、というワケではない。その点も、女性心理をしっかり踏まえた提供スタイルといえる。

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主な特典サービスは、家事代行サービス、育児支援・介護支援、宅配サービス、健康・美容、旅行、エンタメ・レジャー、スキルアップ、ショッピング…など。正社員女性向けに提供されているだけに、まさに時間をお金で買い、自分の時間を確保できるサービスが吟味されており、特にママさんワーカーにはありがたい特典が揃っているといえるだろう。

目指すのは企業ー個人のダイレクトアプローチ基盤

時間と場所に縛られないだけでも、クラウドソーシングは、女性にとって十分に都合のいい働き方だが、そこに、吟味された福利厚生までがフォローされれば、まさに女性の新しい働き方として、この上なく魅力的だ。徹底してサービス品質を磨き上げることで、石田代表は、同サービスをさらなる上のステージへと引き上げることも視野に入れる。それはズバリ、企業と個人が直接コンタクトを取るプラットフォームへの進化だ。

「登録者は順調に増えましたが、一方で案件の安定確保という課題があります。現状ではライティングがメインですが、今後は職種も増やしていきたい。単価も高めていきたい。大企業にももっと活用してもらいたい。そうなるために認知度を上げ、信頼性を高めていく必要があると思います。その延長線上には、登録者と企業の直接のやり取りが可能になる様なプラットフォームにしたい、という考えもあります」と石田代表は、将来的なプランを明かす。

石田代表がその最終形として描く、ネットを介した企業と個人の直接アプローチが実現すれば、同サービスはクラウドソーシングの域を超え、まさに新しいワークスタイルとして、女性の働き方にパラダイムシフトを起こすことになる。そして、それは「複雑で解のない」、女性の働き方にも大きな風穴を空けるうねりとなることは間違いない。2年目には登録者数をさらに2.5倍となる50万人を目指す石田代表は、大きな野望を秘めながら、“難題”にもズバリ切り込んでいく--。


【会社概要】
女性の新しい働き方を提案するクラウドソーシング   Woman Crowd(ウーマン&クラウド)登録は無料まずは会員登録をしてみましょう!社名:株式会社 Woman&Crowd(ウーマン クラウド)
所在地:東京都渋谷区円山町 28-1 Daiwa渋谷道玄坂ビル
代表者:代表取締役社長 石田裕子
設立:2014年9月1日
資本金:9,000万円
事業内容:クラウドソーシング事業
女性支援に関するイベント企画・運営事業
福利厚生代行事業
株主:株式会社サイバーエージェント100%

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