働き方

働く女性のストレス事情

投稿日:2014年10月10日 / by
ナガセビューティケア調べ

ナガセビューティケア調べ

女性営業のFはいつもカリカリしている。理由はストレスだ。売り上げ低迷は自分の責任としても、人間関係がどうもうまくいっていない。本人は周囲の思いやりのなさを嘆き、周囲はFのカリカリがやさしく接しようという気持ちを削いでしまうと思っている。これでは、Fの眉間のしわも深くなるばかりだ…。

働く女性のストレスに関して、長瀬産業の子会社、ナガセビューティケアが意識調査を行っている。対象は20歳代から50歳代の働く女性。その結果、約8割がストレスを実感していることが分かった。原因の1位は「仕事に関すること」。2位は「人間関係」。

職場には、Fの様な働く女性はたくさんいるようである。国が女性の活躍する社会へのシフトを目指していることを考えれば、今後ますますストレス女子は増大するだろう。そんな中で女性が輝くためには、どうすればいいのか。

日本薬科大学漢方薬学科教授の姫野知美氏は「社会が女性の登用に積極的になり、ストレスが今以上に増えるのは確実。そうすると脳疲労の確率が上がります。解消には睡眠が一番です」とアドバイスする。

ストレス解消に夜な夜な酒をあおるFは、平均睡眠時間が4時間。飲酒時だけは嫌なことを忘れるが、脳疲労は全く解消されていない。睡眠不足は美容にも悪い。肌のハリもなくなり、“怒りしわ”が深く刻まれた顔で毎日カリカリしているFには当然男も寄ってこない。

親友のTだけが、その身を案じ、愚痴の吸収役を請け負っているが、悪循環にはまり込んだFはどんどん痛々しくなるばかり。政府による女性活躍の動きを最初は歓迎だったTだが、そうなれば親友の状況がさらに悪化するのは明らか。「女性活躍」で得をするのは一体誰なんだろう。Tは最近、そんなところに考えが向かうようになってしまっている…。

 

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