働き方

正規と非正規、貯蓄が多いのはどっち?

投稿日:2015年4月27日 / by

契約形態別の貯金額は? 【働き方白書】

moneystock1新年度がスタートし、オフィスは新鮮な空気にあふれていますね。新人はこれからでしょうが、社会人の先輩はどれくらい貯金をしているのでしょうか。今回の瓦版「働き方白書」では、「貯金」について調査しました。

対象は瓦版ユーザー。回答者は879人。男性442人、女性437人。年代は、20代424人、30代262人、40代138人、その他55人、でした。ではみてみましょう。

調査は、「正社員」、「契約社員」、「派遣社員」、「パートタイマー」の4つの契約形態別に行いました。まず、正社員。最も多かったのは「100万円未満」で34%。次いで「500万円以上」21%、「100万円~200万円」16%、と続きます。「宵越しの金は持たぬ」。つまり、貯金などせず、もらったお金は全部使うという人も6%いました。

moneystock2続いて、契約社員です。最も多かったのは「100万円未満」で32%。次いで「100万円~200万円」16%、「500万円以上」13%と続きます。「宵越しの金は持たぬ」。つまり、貯金などせずもらったお金は全部使うという人も13%いました。正社員と比較すると少し待遇面で劣る部分がそのまま反映されたような結果といえそうです。

では、派遣社員はどうでしょうか。トップは「100万円未満」で58%と現実的な結果ですが、次いで500万円以上21%、「宵越しの金は持たぬ」が16%と続いています。これは、より多様な人材が揃う派遣だけに、これまでに蓄財した人も含まれているから、ということも考えられるかもしれません。あるいは、とにかくお金を貯めるために頑張っている、という人が意外に多いのかもしれません。

moneystock3パートタイマーになると「100万円未満」が53%、「100万円~200万円」17%、「宵越しの金は持たぬ」9%と続きます。やはり少ないですが、それでも200万~300万円6%、300万円~500万円、500万円以上がそれぞれ5%とまんべんなくいるのが、特長的です。

契約形態別の貯蓄額は、やはり予想通り、正社員→パートの順となりました。世の中は、最も高待遇とされる正社員を削減し、契約社員以下の非正規が増える流れが加速しています。その一方で、アルバイトを正社員にする動きも目立ってきました。一体どちらが、本当の流れなのか…。そもそも、正社員神話はいまも生きているのか…。この結果をみて、あなたはどう思いますか?

 

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