働き方

仕事を辞めたいなら辞めよう!その代わり辞める前の準備を!

仕事を辞めたいと考える人はたくさんいるが、実際に辞めようとするまでにはいろいろな障壁がある。もちろん労働者側もその障壁が何なのかわかっているから、おいそれと辞めることができない。しかし、仕事を本気で辞めたいのであれば、無計画に辞めるのではなく、計画的に辞めるための準備を整えよう。

仕事や会社を辞めるために、考えておきたいことを順を追って紹介する。

1.仕事を辞めたい理由を洗い出す

あなたが仕事を辞めたいと思う理由は何か、はっきりと言葉にすることはできるだろうか?仕事を辞めるという重要な局面において、一時的な感情で動いては後悔することになる。
辞めたい理由
一般的に「仕事を辞めたい」と考える人が仕事において辛いと感じている項目をいくつか挙げてみよう。

人間関係:「あの人が苦手」

仕事を辞めたい潜在的な理由として人間関係の悪化を掲げる人は多い。仕事というのは一人で行うものではなく、会社というものに属し、いろいろな人と関わりながら行っていくものである。一過性の人間関係であれば、繋がりやかかわりが解消されれば、その後のストレスは軽減されていくが、同じ職場で一緒に働いているとなると話は違ってくる。
社内における人間関係は、上司、部下、同僚と言う形でいろいろな方向からやってきて人の頭を悩ませる。無責任な上司や、言うことをきかない部下、足を引っ張る同僚などの存在は、自分の仕事を妨げる要因としては十分である。

人間関係を修復していくためには、コミュニケーションを取りながら相手を知ったり、自分のことを知って貰ったりすることが重要になってくるが、そもそも人間として合わない人と会話を重ねていくためには、かなりの根気が必要となる。いつでもどこでも誰とでも、なんのいさかいもなく付き合っていくのはほぼ不可能である。
ちょっとしたきっかけで人と人は和解して行ったり、急接近したりすることはあるが、それを期待して人に近づいたところで、空回りすることが多い。合わない人とは合わない。そのように認識した上で、仕事上の関係と割り切って付き合いを続けていくのがベターである。
しかしこのような関係は、プライペートにおける干渉により、あっという間に崩壊するので注意は必要である。

仕事内容:「この作業が辛い」

仕事内容に不満があり仕事を辞めたいと感じる人がいる。自分の職務と仕事の内容がかみ合わなくなる人もいれば、部署移動を命じられて、今まで自分が活躍していたフィールドでは仕事ができなくなった人もいるだろう。また、仕事内容がルーチンワークであったり、なかなか成果の見えない仕事だったりすると、自分自身のモチベーションが保てなくなり、仕事に対してのやる気もどんどんと削がれてくるのだ。

作業内容と能力のミスマッチというのはどこでもあり得ることで、それが原因で仕事を変えたいと考える人も結構多いのは確かである。よく聞く話では「自分の能力と仕事で求められる能力がかみ合っていなかった」というケースや、「面接時にきいていた仕事内容と違っていた」というケースがあり、従業員は仕事をしていくにあたって、一方的に疑問を持ちながら仕事に取り組まなければいけなくなる。こうなってしまうと企業も従業員もお互いの努力なしではその溝が埋められなくなってしまう。

待遇:「仕事の割に合わない給料」

自分は一生懸命やっているのに、自分はこれだけの売り上げを上げているのに、給料は上がらずジリ貧で労働時間だけがひっ迫している。という状況に置かれてしまうと、人は今の仕事を辞めたいという感情を抱く。今の実力を活かしながら、もっといい条件の会社がないかと探し始めるのだ。お金と仕事のバランスはとても重要であり、給料は安いが仕事量が少ない人や、仕事量は多いがそれなりの給料をもらっている人からは、そういった不満はあまりあがってこない。一番不満が生まれやすいのは仕事量が多く、それに見合った給料をもらっていないと感じる人であろう。

仕事というのはお金なしには測れないものである。自分がいくら頑張ったとしても、会社の売り上げに貢献できていなければ、それは給料を上げる要因にはならない。仕事とはお金を稼ぐことという認識を持っていないと、自分の労働力に見合う対価が考えられなくなってしまう。

会社の方針:「私はその方針に合わない」等

会社にはそれぞれ特色があり、ある程度のルールが必要になってくる。そのルールの下で仕事をしていくのが社会人なのだが、そういったルールが自分に合わずに職場から離れたくなる人もいる。定期的に行われる飲み会が嫌であるとか、土日を使ってのパーティイベントに参加しなければならないとか、そういったことが会社への不満となり、その職場を後にしたいと感じるようになるのだ。

会社員として仕事をしていくにあたって、会社というフィールドは無くてはならないものである。そのフィールドのルールに従えなければ、その場で仕事を続けることは難しい。

原因を具体的に考えていくことが大事

大体、仕事を辞めたい理由はこれらにカテゴライズされるだろう。
仕事を辞めたいという感情には、具体的な原因がある。それを自ら表面化せずに、ただ漠然と仕事へ行きたくない、仕事を辞めたいと落ち込み続けていても、何の解決にもならないし心をすり減らしてしていくだけだ。
つまり、仕事を辞めたい理由を具体的に理解しておくことで、

・解決策を見つける
・的確な相談をする相手を見つける
・希望の転職先を探す

などの行動を起こすことができる。

原因がはっきりしていれば、解決策を見つけ出すことはそう難しくないことであろう。問題は何を変えて行くかという決断をすることである。一番簡単に変えることができるのは何か、人か、自分か、価値観か、環境か、そこを明確にすれば、その次の行動も決まってくるのだ。我慢するのか、考え方を改めるのか、一生懸命頑張るのか、転職先を探すのか、まず行動を起こしてその反応を確かめてみるしかない。

自分の能力に需要があるのかどうか、また、今の転職市場がどうなっているかを知りたいのであれば、転職サイトを見るのが一番手っ取り早い。
リクナビNEXTなら、地方別職種別などでカテゴライズされた求人案件が揃っているので、おすすめである。

2.仕事を辞めたくない理由を洗い出す

冷静になり、会社の“ここは良い”と思える部分についても考えてみるべきだ。仕事を辞めたいと思う感情のみで突っ走ると、周りの環境が一切見えなくなる恐れがある。一緒に働く仲間、給与面、オフィス環境についてなど、細かいことでも自分が満足していることを洗い出してみることが必要だ。また、辞めたくない理由というより、辞めるわけにはいかない理由というのも存在するだろう。

給与が途切れたら生活できるのか

家賃、光熱費、食費など月にどのぐらいのお金を使っていて、どのぐらいの請求がくるのかを綿密に計算しておかなければ、自分の生活すらもままならない状況になる。毎月しっかりと入ってきたお金が、突然入ってこなくなると、それまでの生活が壊れてしまうことをきちんと認識していこう。親元に住んでいて住む場所がある場合や、貯蓄をしっかり積み重ねてあり、数ヶ月の生活に余裕があるのであれば話はまた別になる。

世間体を気にせず生きていけるか

仕事を突然辞めてしまうと、世間からは「無職」というレッテルを貼られてしまう。たとえ「求職者」として活動していても無職は無職である。世間の人はどう判断するかは、その人たち次第だが自分自身が惨めな気持ちになることに耐えられるかどうかが肝となる。それが嫌で辞めたくないと考えることは間違ってはいない。

金銭面条件を考えると今は結構いい

今働いている職場での待遇を考えてみて欲しい。平均的に見ることはなかなか難しいが他よりも良い場合もある。なかなか友人知人にお金の話をするのは憚れるかもしれないが、生活の水準をバロメータとしてみれば少しは推測できることもある。
最近ではSNSなどに食事の様子や、住まいの様子を自発的にアップしている人も増えているので、それを見て「いいもの食べてる」「いいところに住んでる」など推測してみてはいかがだろうか。

しかし、上を見ても下を見ても限がないことには変わりがないので、まずは自分自身を見なければいけない。

転職先が決まらない

「こんな会社辞めてやる!」と飛び出したところで、受け入れ先がなければ次に仕事をしていくのは不可能である。仕事がなければお金を得ることができず生活は破綻してしまうだろう。辞めると決める前に、受け入れ先をしっかりと見付けてから辞めることが重要なのだ。転職先がないので、仕事を辞めたくないというのも、今の会社に居続ける立派な理由になってくる。

新たな環境に飛び込みたくない

人によっては環境の変化にすこぶる弱いケースも存在する。折角慣れた環境下に置かれたのに、転職して次の環境へ入っていかなければならないことを考えると、「今のままでいい」という気持ちになることだってある。

現実的に考えることが重要

“辞めるわけにはいかない理由”には現実的な問題が多く、これらを解決しないうちに退職してしまうことは、余計に多方面での苦痛を増大させることがある。

3.自分の気持ちに問いかけてみる

「仕事を辞めたい理由を洗い出す」、「仕事を辞めたくない理由を洗い出す」という作業では相反する事柄があぶり出される。これらを踏まえた上で、仕事を辞めるのか、辞めないのか、天秤にかけてみなければいけない。
人によって仕事に望むことは全く違う。例えば、仕事のやりがい>給与(やりたい仕事であれば、必要最低限以上の給与は望まない)である人もいるし、その逆の人もいる。
正解はないため、自分が仕事に求めるものを把握し、自分の意思を定めなければいけない。その上で“仕事を辞めたい理由”の方が勝っているのであれば、そのときは仕事を辞めるべきだ。
自答

4.どうして入社したか思い出してみる

入社の決め手は、人によって様々だ。「どうしてその会社に魅力を感じたのか」を思い出してみることで、もう一度入社したときのポジティブな思いを取り戻すことができるかもしれない。

給与

他の会社に比べて、あるいは同世代に比べて高い給与をもらえるという理由で入社を決めた場合、そのメリットは失われてしまったのだろうか?それとも、給与よりも優先すべき条件ができたのだろうか?高い給与を稼いでいるという感覚がマヒしてきているのであれば、辞めたあと後悔することになる。金銭感覚を変えることは、容易ではないのだ。一般的に見て、現在自分がどのような生活水準にあり、最低でもどれほどの収入が必要なのか、改めて計算してみることをおすすめする。

オフィス

最先端でおしゃれな内装、駅直結のビル、あるいはオフィスが無く在宅勤務の会社もあるだろう。オフィスの在り方に魅力を感じた、ということは十分に入社の決め手になる。しかしもしかすると、毎日そこで仕事をしていて、新鮮味を感じなくなり飽きてしまったのかもしれない。あるいはやりがいを持って仕事をする上で、オフィスの魅力は重要では無いと感じたのかもしれない。オフィスを見渡してみよう。「やはり素晴らしい環境だ」と思えるかそうでないか、改めてじっくりと考えてみて欲しい。

社員の人柄

面接官や先輩社員と接することで、その人柄に惚れ「この人と一緒に仕事がしたい」と思って入社を決めた人もいるだろう。実際に一緒に働いてみてどうだっただろうか?「成長できる」「良い刺激を受ける」「働きやすい環境を作ってもらっている」など、様々なメリットが考えられる。ワーカーにとって、上司を尊敬できるか否かは働く上でのモチベーションに大きな影響を及ぼす。そして、本当に一緒に働きたいと思える人はそう簡単には現れない。このことを念頭に置いて、本当に今離れてしまってもいいのかを考えたほうが良い。

知名度

知名度があるということは、多くの人が「ここで働きたい」と思っている会社であることが多い。その分競争率が高いため、知名度の高い会社で働くことは、それ自体がステータスとなるのだ。他にも周囲の人に、「ここで働く人は信用できる」と思ってもらうことができる。「社会的信用」をワーカー個人で獲得するのは難しいため、知名度のある会社の社員となることには大きなメリットがある。もしも、働く上で知名度の有無は重要ではないと思うなら、改めて、知名度のある会社の社員ならではのメリットについて考えてみて欲しい。

成長率

移り変わる環境に身を置くことで、自分自身も一緒に成長していけることは、成長率の高い会社で働くことのメリットと言えるだろう。他にも、刺激の多い環境で、仕事はマンネリ化せず、自分の成果がそのまま会社の成長に結びつくこともあるかもしれない。ただ、成長し続けることが確約される状況というのはあり得ず、成長率を求めて入社したのであれば、会社の成長が止まった途端にモチベーションを失ってしまうことがあるのかもしれない。

サービス、商品

その会社のサービスや商品のファンである場合、それに携われることは何よりも仕事のモチベーションを上げてくれるだろう。また、どこを改善すべきか、何を付け加えるべきかなど、様々な戦略を立てるのにもそのファン心理を役立てることができる。ただし、一度「当事者」になることで、純粋なファンであり続けることが難しくなる。そうなった時、それでも仕事を楽しめるか、そうでないかは個々の性質によるだろう。結局、会社よりもサービスや商品に目を向けて入社を決めることが、吉とでるか凶とでるかは、入社前には分かり得ないのだ。

仕事内容

ライター、営業、経理、デザイナー、人事など、初めからやりたい仕事があって入社する人もいる。その会社でしかできない仕事もあれば、その職種で募集している場合もあるだろう。仕事をする上で、その仕事内容自体に満足しているなら、大きなやりがいを持って働くことができるはず。それでも仕事を辞めたいと思う場合は、仕事をする上で必要な条件が、実は別のものである可能性が高い。どうして仕事を辞めたいのか、今自分が何を求めているかについて、じっくりと考えてみて欲しい。
入社動機

5.目標を立てる

5年先、10年先の目標を立てるべきだ。将来的に自分がどうなりたいのかということを言語化することで、踏み出さなければいけない一歩が見えてくる。それが、例えば仕事において達成したいことでも、人生において達成したいことでも、どちらでもいい。ただ、その目標に向けて自分が今しなければいけないことは何か、ということを考えたときに、今の仕事を辞めるべきか、それとも続けるべきか、ということが見えてくるだろう。
“仕事を辞めたい”と思うことは誰にでもあるだろうが、それは間違いなくネガティブな感情だ。ふところに退職届を隠し持っていても、あなたにとって何も良いことはない。仕事を辞めるか、仕事を辞めないかのどちらかに決めてしまえば、後は行動を起こすのみなのだ。

6.現実的に考えてみる

最も現実的な問題とは、“お金”だろう。貯金が無いまま仕事を辞めてしまうと、生活が成り立たなくなってしまうからだ。そこで、仕事を辞めたいと思ったらまず、それにはいくらの貯金が必要か、ということを考える必要がある。
まず、家賃、食費、光熱費、交際費・・・・・・などのこれまで通りの生活費に加え、会社が一部負担していた保険料、住民税、年金が自己負担になる。

・保険料(市区町村によって異なる)
・住民税(市区町村によって異なる)
・国民年金(15,040円/平成25年度現在)

他にももし寮に住んでいるのであれば、退寮しなければいけないため、引越し資金も掛かる。仕事を辞めると収入がゼロになるため、計画的な貯金が必須となる。逆に、数ヶ月間生活するだけの貯金があるのなら、仕事を辞めて休養するなり、転職活動するなり、安心して次の行動に取り掛かることができるだろう。

7.それでも嫌なら仕事を辞める

“嫌なら仕事を辞めればいい”という人もいるだろうが、“嫌”と“辞める”は簡単には結びつかない。なぜなら“仕事を辞める”というのは、現実的に考えて衝動的に選択するものではないからだ。個々の事情があり、個々の生活がある。だからこそ仕事を辞めたいと思ったときには、その気持ちと向き合うことで、具体的な行動を起こさなければいけない。
いつまでも仕事のグチを言っているだけでは、精神的に悪影響を及ぼすだけで、何もいいことにはつながらない。そして様々な状況を自分なりに分析し、それでも仕事を辞めたいと思ったときには辞めればよい。それが目標に結びつかない仕事の場合、嫌な仕事をやり続けるメリットは何もないのだ。

仕事を辞めると決意しても焦りは禁物である

仕事を辞めたいと考えても、そう簡単に辞められるわけもなければ、次の仕事が簡単に決まるという保証はどこにもない。今の仕事を辞めたいと漠然と思ったところで、結局いろいろな理由で居続けるというのが世の常である。しかし、もう限界だと感じたときにはどうすればよいのだろうか。
苦悩の毎日
今住んでいる家が親元で、衣食住が確保されている環境であれば、次の仕事を探すまでの生活に不安がないので、簡単に今の仕事を辞めることもできるだろう。もちろん親の許容も必要だが、そういった環境下に恵まれている人ばかりとも限らない。特に地方から就学か就職の関係で都会へやってきて、一人暮らしを余儀なくされている人であれば、ある程度の貯蓄がなければすんなりと辞めることもできないはずだ。
それでも辞めたい、我慢できない、そう考えるのであれば、すぐに行動に出るのではなく、自分の生活をまず確保してから行動に移ることをお勧めする。

転職を本気で考えるのであれば、転職術を学んでから次のステップへ向かおう
プロが伝授する、成功率を倍増させる転職術を大公開

転職先は探せば見つかる

今や転職適齢期というものは崩壊し、受け入れの間口を広く持っている企業がたくさん生まれている。もちろん企業側はやる気があり、能力がある人間を求めているのは当然のことだが、その条件に尻込みしてしまっては、次の仕事先を見つける道などないも同然である。まずは気持ちを入れ替え、今の仕事で嫌だった部分を洗い出してみるとよい。なぜなら、折角意を決して仕事を辞めるのに、また同じような条件で同じような仕事をさせられてしまっては、嫌な仕事人生を繰り返す羽目になり兼ねないからだ。
また、自分が本当にやりたいことや、次の会社でやりたいことを明確にしておくことも重要である。受け入れ先の窓口はたくさんあっても、会社はネガティブな理由で辞めた人間を改めて雇おうとはなかなか思わないものである。面接では自分の会社に所属して、しっかりと頑張ってくれるかを見極められるので、相手を納得させるための理由と意思表明が重要なファクターとなってくる。

今の自分を客観的に見直すことから始めよう

今現在の転職市場は売り手市場と言われ、転職を考える人にとっては有利な状況が続いているが、自分がより良い転職活動を行えるということとはまた別の話である。
今の会社で自分が行っている仕事が必ずしも転職の際に評価されるとは限らない。また、逆もしかり自分の中では大した仕事をしていないと思っていても引く手あまたの人材なのかもしれない。
また、自分の在籍する会社が今他社と比較してどのような立ち位置なのか、自分の本当にやりたい仕事が今の会社ではたして行えるのか、自分を俯瞰的に見る際に重要な要素の一つとなってくるだろう。
その見極めを行うためにも現在、全く転職を考えていなくても一度自分を俯瞰的に確認し見つめなおすためにも転職活動を始めてみるということをお勧めする。
一大決心

次の会社を探すにあたって

前述のとおり、仕事を辞めようと思っただけでは仕事を辞めることはできない。そこで、人は次の仕事を探し始めるのである。次の仕事が見つかった段階で円満に退社できれば、その先の人生の補償もできることであろう。
それでは、一体どうやって転職先を探すべきであろうか。転職情報誌をパラパラとめくって仕事を探していた時代はもう終わりを告げる中で、幾つか項目を挙げてみよう。

WEBサービスを利用した転職活動

今の社会ではWEBでの仕事探しが主流である。
そこでオススメなのがリクナビNEXTである。
転職先を探しているときに一度は見たことがあるだろうが、自らの条件に合った仕事を探すだけではなく、自分の能力や勤務年数を登録しておくと、レジュメに興味を持った企業からのアプローチを受けることもできる。また、自分が持っている能力の市場価値を改めて探ることにも役立つのがポイントである。

正社員ではなく派遣社員として働き先を探すのであれば、はたらこねっとを利用するのもよいだろう。

政府が社員と非正規社員の間に限定正社員という制度を設けるという話がでているが、今後、仕事や働き方に対して柔軟性が求められる時代がやってくる中で、従業員にとっても企業にとってもメリットの高い派遣社員の需要は高まりつつある。

ハローワークの利用

いまだにハローワークは健在である。ハローワークで募集を掛けている企業は多いので、土曜日なども窓口が空いているので実際に足を運んでみるのもいいだろう。転職先が見つからないまま、仕事を辞めてしまった場合に申請する失業保険などは、ハローワークにて認定されるので、失業保険受給を求めるのであれば足を運ぶ必要がある。
ハローワークインターネットサービス

企業ホームページのチェックも忘れずに

世の中には、企業ホームページからの応募以外は採用を受け入れていない企業も存在する。その会社のことをしっかりと理解した上で入社を希望する人と面接がしたいという気持ちの表れである。そういった企業は、企業と従業員のマッチングをとても大事にしているので、この会社で働きたいと思える会社を見つけて応募してみるのも重要である。その場合には、その企業がどんな事業を展開しているか、その企業の強みは何か、また自分がその企業で活かせる能力は何か、自分がその企業でやりたいことは何かを明確に話す必要があるので、きちんと準備はしておこう。
逆に、WEBサービスから以外の面接を受け付けてない企業もある。

エージェントサービスの普及

転職をする際に、エージェントサービスを利用する人も今増えてきている。エージェントとは、企業と求職者の間に入って仲介をする人のことである。エージェントにだけ公開されている求人情報もあるので、自分の能力に自信がある人は登録をしてみるとよいだろう。エージェントは需要と供給を把握しているので、最短で仕事を見つけるのには役立つはずである。
さあ準備を始めよう

辞めるための準備

今すぐに辞めようと思っても、辞められないのが仕事である。中には突然来なくなってしまう人もいるが、社会人として筋を通すのであれば、辞める際にはきちんとした引継ぎや業務のやり残しをなくす必要がある。会社に大量の私物を持ち込んでいたり、逆に会社のものを私物化して自宅に持って帰っていたりすると、あとあと面倒なことになるので、転職を本気で意識した時点でちょっとずつ身の回りの整理は行っておくべきである。会社は辞めても、社会とのつながりを辞めるわけではないので、「立つ鳥跡を濁さず」の精神でいるのが最低限の礼儀である。

自分にとって一番面倒な項目は、業務の引継ぎであろう。しかし、その項目こそが会社にとって一番必要なことであり、ここを疎かにすると残された人たちがとても苦労するので、わかりやすい資料を作らなければならない。もし今の業務を行っている中で、お世話になったお客様やお得意先が存在するのであれば、自ら出向き正式なあいさつを済ませてから次の会社に向かうことをお勧めする。そういった仁義を通しておけば、自分が築いた人脈が次の会社でも役に立つときがあるだろう。
次のステージへ

行動はスピーディーに

今の仕事を辞めたいと思い立ってから転職活動を始めるのではもう遅い時代なのかもしれない。常に自分の市場価値を確認しながら、本当にやりたい仕事を見つけるために転職活動を行うということが必要な時代なのかもしれない。
幸い今の時代は、自分の情報をサイトに登録するだけで自分の市場価値を簡単に確認できる時代である。今、転職を考えている人も考えていない人も転職という言葉に惑わされず、自分のより良い生活を行うために転職活動を始めてみるのもよいのかもしれない。

世の中は需要と供給でできている。自分勝手な想いで仕事を放棄したとして、そこに価値を見出せるかどうかは、それこそ自分次第になってくる。
退職

年代別に見る「仕事を辞めたい」気持ちに喝!

さて、その上で「単純に何かアドバイスを!」なんて軽い気持ちでこのページに来訪した方へ。年代別で辞めたい気持ちも変わってくるはずなので、転職を考えている人へ以下世代別に瓦版からコメントします。

★25歳未満の「辞めたい」人

それは甘えである!社会にもっと揉まれよう。不満の無い会社などは存在しない。なぜなら1日の1/3以上を費やし集団生活するのだから、自分に100%合った会社や働き方、仕事を得ることなど不可能である。それをしたければ独立するか、個人事業をするしかない。そのような状態で、転職したところで、今の不満は消えても新しい不満が生まれてくるだろう。長く会社にいることで見えてくる経営や事業、妥協点があったりするものだ。一時の感情で人生設計を左右することは避けるべきである。

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★25歳以上30歳未満の「辞めたい」人

一通り仕事も慣れて、自分を“一人前”と自負し、会社を見下したりしていないだろうか?「うちの会社はさぁ…」なんて周りに嘯いたりしていないだろうか?経営とは清濁併せ呑むことで様々な要因の中でうまくやっていくもので、決して入社3年で見えてくるものではない。もちろん野心的に考え、今バイタリティのあるうちに社内起案を繰り返したり、新しいことにチャレンジすることはとても良いことだ。正論はいつだって人を惹きつける。しかし、様々な問題を抱えながらも成功に向かって進めていくのが会社である。あなたひとりが100mを10秒で走るより、全員が100mを12秒で走れたほうが会社としては強くなるのだ。従って、自分だけの理想を追うだけでなく、誰か(同僚や部下)の理想や成功を導き出すことを仕事に変えてみれば、また違った角度で仕事を見ることができるかもしれない。このことが鼻から理解出来ない人は…辞めておこう(笑)。
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★30歳以上35歳未満の「辞めたい」人

職を変えるラストチャンスといわれている。家族を犠牲にすることがない、収入に影響しない、前向きなチャンスなのであれば思い切って仕事を辞めるのも一つの手だ。但し、「仕事を辞めたい」のではなく「次のこの仕事をしたい」のを理由にした方が建設的である。つまりネガティブ発想ではなく、ポジティブ発想であること。そうでないと絶対失敗してしまう。逆に言うと、いいトシしてネガティブ発想で辞めるなんて人間性として成熟していない証拠なのである。
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★35歳以上の「辞めたい」人

「辞めること」を考えることすら辞めてしまおう。35歳以上で仕事を辞めたければ、独立・開業するかヘッドハンティングするか天下るか…いずれにしても真っ新な転職は避けるべきである。「転石苔むさず」…もとい「転職苔むさず」である。むしろ10年以上働いてきた方向性を反省しつつ、今までの自分のキャリアを足し算感覚で捉え、この先にどうあるべきか考え直すことが重要だ。そのトシでキャリアをご破算して良いことは全くと言っていいほどない。この年齢になってくると、人間は野心や活動力、積極性、動体視力、思考回路等、様々なところで衰えてくるのだ。それを補うのは経験や実績である。そんな経験や実績を棒に振ってはいけない。

以下の記事では、53歳で転職を考えた男性へ働き方のプロが助言を与えている。
高齢になってからの転職を考えている方はぜひ参考にしてほしい。

53歳で“最後の転職”を検討しています

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まとめると

仕事を辞めたいという気持ちを否定するつもりは毛頭ない。しかい、もしかしたらそれは一時の感情かもしれない。瓦版ではその気持ちが一時の感情であるかどうか顧みて貰うために、こうして年代別にその解決についてまとめてみた。他にも関連する記事が多くあり、このページを読んだあなたへのヒントも点在しているので、ぜひチェックしてみて欲しい。

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