会社の大戦力“出来過ぎ女子”に要注意。豹変リスクを見極める5つのポイント

ベッキー騒動を他人事にしてはいけない

ベッキーの不倫騒動が世間を騒がせています。超売れっ子の稼ぎ頭のまさかの“クラッシュ”は、活動休止の事態にまで発展しました。事務所にとっては大打撃です。なぜ、頭が切れて、従順でバリバリ働くスーパーレディは転落したのでしょうか…。あなたの会社も決して人ごとではありません。あの子は大丈夫。本当に言い切れますか。部下に思い当たる女子社員がいるなら、チェックしておいた方いいかもしれません。

レギュラーを10本以上抱え、連日テレビに登場する売れっ子タレントのベッキー。その姿は元気溌剌、爽やかで頭の回転も抜群。しかも周囲への気配りもバッチリ。非の打ちどころがありません。多くのCMに起用されるのも当然といえる、まばゆいばかりの活躍ぶりでした。

ところが、週刊誌で不倫が報道されるや事態は一変。テレビでの姿からは信じられない行動や発言が次々と明るみになりました。あわてて謝罪会見を開いたものの、質問を受け継ない一方的なスタイルに火は、鎮火になるどころか火に油を注ぐ結果となりました。さらに報道は続き、不倫に突き進むような発言まで暴露されました。

テレビであれだけ従順で清廉なイメージのベッキーがなぜ、あんなことをするのか。あまりの2面性に、騒動後出演した番組には苦情が殺到。とうとう、活動休止にまで追い込まれました。視聴者はともかく、事務所は、人気者、ベッキーに何らかの兆候を見出すことはできなかったのでしょうか。稼ぎ頭には何も言えなかったのでしょうか。いずれにせよ、企業にとって、こうした“出来すぎ女子”には十分に注意を払う必要があります。

見極めポイント

1：スーパーな気配りは神経をすり減らす

ベッキーのように、いつどんな時も周囲に気配りができる女性社員は必ず組織に数人は存在します。当然、誰からもかわいがられ、気が利く女子としてのキャラが確立されていきます。しかし、気を配る数だけ神経を削るのは間違いありません。本人が意識していなくても、神経がすり減り、少しずつ負のエネルギーが蓄積されていきます。キャラとして定着しているので、多少の疲労も“仮面”を被ってでも乗り切ってしまいます。こうして、出来すぎ女子は、本人の意志に関わらず、誰の目にも素晴らしい女性として映る存在となっていきます。気配りできることをほめる前に、気を使いすぎないことを注意してあげることが、大切です。

2：飲み会での動向を注視すべし

出来すぎ女子は、酒席でももちろん、気配りを欠かしません。むしろ、より気が利くことさえあるかもしれません。しかし、出来すぎ女子の素性を見極めるのはやはり酒席が好都合です。進めてもなかなかお酒を口にしないでしょうが、少しだけでも労をねぎらう言葉とともにすすめれば口にはしてくれるでしょう。少し飲んだくらいで、本音をぶちまけることはないでしょうが、ほんの少しでも愚痴や辛いことを口にするようなら、奥は深いと認識しましょう。それ以上の詮索は、無用ですが、出来すぎ女子も人間ということをしっかり心に刻み、出来るだけコミュニケーションをとって、変化を見逃さないようにしましょう。

3：同僚から情報収集する

出来すぎ女子は、自分の口からプライベートなことを口にすることはまずありません。上司に対してはなおさら、口をつぐむかもしれません。プライベート秘匿主義というより、それだけ仕事に責任感をもって取り組んでいるということです。とはいえ、出来すぎ女子も人間です。仕事への愚痴も、プライベートもあるでしょう。同僚にはポロリと本音やプライベートのことを話すこともあるハズです。公私混同はいけませんが、マネジメントの一環として、少しくらいは聞いてもいいでしょう。問題となるのは、男性の存在というより、何の情報もない時です。同僚にさえ、プライベートを秘匿しているとなると、どこかに負のエネルギーが蓄積されている可能性が高いからです。そうなると、ちょっとしたきっかけで爆発しかねません。

4：噂をスルーしない

出来すぎ女子は、美しく、わがままを言わず、それでいて仕事ができる人です。非の打ちどころがないのですが、だからこそやっかむ声も聞こえがちです。「実は○○だ」、「陰口を叩いていた」…。そんないわれのないうわさが飛び交うことも珍しくありません。そうした声すら全くでないタイプもいますが、さすがに少数派です。ベッキーについては、こうした噂が飛び交うタイプといわれています。火のないところに煙は立ちません。本人は冗談のつもりで言ったことに尾ひれがついたパターンもあるでしょうが、口にする時点で、心のどこかにブラックな部分が存在するといえます。あくまで噂と深入りする必要ないですが、少しだけ念頭に入れ、日ごろの動向と擂り合せるようにしましょう。

5：社会経験は豊富なのか

出来すぎ女子は、知識は豊富でも経験が少ない場合が少なくありません。知識が先回りするが故にブレーキがかかるというのが適切かもしれません。特に男性経験においては、驚くほど奥手である場合が珍しくありません。仕事や人間関係はうまくコントロールできても、愛情が絡む恋愛となると途端に回路が乱れ、調子が狂ってしまうのかもしれません。さじ加減が分からないから、一度突き進むと、周囲がみえなくなり、トコトン突き進んでしまう。普段は、十分すぎるほど気配りをしている反動が、こうしたところで噴出してしまうのかもしれません。女子社員の男関係を聞くのは、非常に困難ですが、重要なポイントだけに、上記4つの内3つがクロなら、リスクマネジメントの一環として、なんとか情報収集したいところです。

以上が、出来すぎ女子の危険をチェックする5つのポイントです。元気いっぱいで仕事が出来、気配りができて、おまけに美人となれば、つい、みとれ、踏み込む前に「何でもお任せ」、となりがちです。しかし、どんなに素晴らしい仕事ぶりでも人間ですから弱い部分はあります。こうした女子社員は、当然ながら会社での大きな戦力です。万一のことがあれば、その損失は測り知れません。マネージャーなら、一線を越えないギリギリのラインで、必要に応じ、部下の素性をチェックしなければいけません。労働人口が減少するフェーズだけに、一人の優秀な人材を失うことのリスクは甚大であることを強く認識しましょう。