働き方

業務に必要な情報を効率的に収集する方法とは?

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スマートフォンやタブレットが普及し、誰もが気軽に情報に触れられる時代、インターネットには情報が溢れかえっている。その中で自分の目的に合った情報を収集するのはとても骨が折れることである。無限に時間があれば、いくらでも調べたり考えたりすることは可能だとは思うが、忙しいビジネスマンからすればそれは不可能である。では、どのようにして効率的に自分に必要な情報を収集すればよいだろうか?そのやり方やツールを一部紹介しよう。これらの方法を、今後情報を得る時にご活用いただきたい。

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1.トレンドをいち早く知るために利用したいSNS!

SNSとはソーシャル・ネットワーキング・サービスの略称である。今や世界中の人々がリアルタイムで繋がれるサービスとして多くの人に利用されている。
SNSは情報収取に向いているツールである。その理由は情報の速さにある。リアルな情報を即座に収集できるのが、SNSの一番のメリットである。SNSでは自分が必要とする情報を持っているキュレーターやメーカー、アーリーアダプターなどをフォローすることで常にその人たちが発信する情報を、自分のタイムラインに表示する事ができる。

しかし、SNSではその情報量の多さから、内容のセグメントをするという作業が必要になる。
自分がフォローしている人が増えれば増えるほどタイムラインに表示される情報も膨大になっていくのは自明の理である。その膨大な情報全部を把握するには時間も掛かるし手間にもなってくる。そのような時には、「リスト」や「グループ」機能を利用し情報のカテゴライズをする必要が出てくる。

SNSで気を付けなければならないことは他にもある。それはデマや情報操作である。SNSでは常に新しい情報が流れていると同時に、新鮮さだけが先行しているせいでその真偽について検証する間もなく拡散されるものがいくつもある。内容がセンセーショナルであればあるほど、拡散のスピードは速く伝わっていく。情報については常に裏を取ってその真偽を確かめる癖をつけておかなければならない。

2.キュレーションアプリを利用してまとまった情報を得る

ネットからの情報収取と言えば、昔から変わらずブログやメディアからが多いのだが、ここでも情報量が多すぎるという問題がでてくる。日々更新される情報を隅から隅まで見ている時間がないという人もたくさんいる。
そんな社会情勢に合わせて、便利なツールが次々と開発されている。その最たる例がキュレーションアプリである。
キュレーションアプリとは、アプリ自体に編集者がおり、その人がエンドユーザーの代わりに様々な情報を集め、それらをジャンル別に分けて発信するものである。キュレーションアプリにも幾つか種類があり、経済情報をメインに取り扱うもの、女性をターゲットにしたもの、エンタメに特化したものと様々存在し、自分が欲しい情報にあわせてアプリを選ぶことが重要である。

3.たくさんの人と会い話をすることで広がる知識と人脈!

情報取集に欠かせないのは、人との交流である。まずは親しい仲間を想像して欲しい。その人たちの交流の中で自分はどんな話をしているだろうか。どんな話に興味を持っているだろうか。そこをまず理解することが大事である。
趣味の話、家族の話、恋の話、自分の興味関心毎に関する話であれば、その話をいくら聞いていても飽きないし、自分から話をしていても尽きないことがわかるだろう。この感覚がとても刺激になるのだ。
それでは、これを仕事に置き換えてみると、自分の仕事に活かせる話や、今行っていることなどについては、幾らでも話せるとは言えなくてもある程度は会話ができることに気づくはずだ。
仕事に対して興味を持っていれば、自分と同じことをしている人は、どんなことを考えているか、どんな業界にいるかなどいろいろなことが知りたくなる。
人との交流を図る場合は、交流会やセミナーなどに積極的に参加する必要がある。そこで、人と話すことによって、どんな仕事をし、どんな情報を持っているか、どんなことを考えながら仕事をしているかについて話し合う機会があれば、より深い情報を得ることができる。
また異文化や異業種に触れてみることも大切な情報収集の方法である。ただ話を聞くだけではなく、人の話を聞いて自分がそのことをどのように活かせるかまでを考えられれば、それは大きな財産となっていく。
今では、Webカンファレンスシステムも発展しており、カメラとモニターを利用したビデオ会議などもできるようになっている。今までは移動時間や距離の問題で交流が測れなかったメンバーとも、インターネットを使うことでつながることができる時代なのだから、そういったテクノロジーを利用しない手はない。

4.見るだけ、読むだけでは本当の価値を知ることは無い!

もしあなたがモノやサービスの価値を本当に知りたいと思ったのであれば、雑誌などの前評判や、アーリーアダプターから出された雑感などに頼ることはせずに、自分の手で、目で、足でそのものに触れてみることがとても重要である。
人の価値が必ずしも自分の価値観と一致するとは限らないし、世の中には過小評価も過大評価もいまだに存在するからだ。
体験をした事を通じて得た情報を更に考察することで、情報の質は一層高まってくる。
百聞は一見に如かずの精神で、情報収集をするのが一番信頼のおけるリソースになる。
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これまでいくつもの情報収集方法を紹介してきたが、一番大事なのは、その情報をどんな理由で収集していたか。というところである。
人に話したいから、仕事に活かしたいから、趣味を広げたいから、いろいろな理由があるだろう。その理由によって情報の集め方も変わってくるし、情報に対するお金の掛け方も大幅に変わってくる。
また、溢れかえる情報の波にのまれて、情報の出し方、使い方が分からなくなるというケースも実際には存在する。そういった情報ジャンキーにならないためにも、自分が本当に必要としているものを明確に打ち出し、それをどう活かすかまでを自ら考えていただきたい。

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