働き方

どうして仕事に行きたくないの?そこから考えるといい

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【プロフィール】
鈴木麻紀 @IT 自分戦略研究所 編集記者
2004年、アットマーク・アイティ(現アイティメディア)入社。キャリア・転職・マネジメントに関する記事執筆、サービスの企画・運営、ITmediaオルタナティブ・ブログ運営、ITmediaエンタープライズ編集記者を経て、2013年10月より現職。GCDF-JAPANキャリアカウンセラー。著書『ドジっ娘リーダー奮闘記』(小俣光之氏との共著)
ITmedia:http://www.itmedia.co.jp/

「仕事に行きたくない」って思うこと、実は多くの人が経験あるのではないかと思います。それを口にする人もいれば、一切出さないで、平然と仕事をしている人もいる。人前では平然としていても、通勤途中にこっそりPCやスマホで検索窓に「仕事 行きたくない」って入力する人もいる。瓦版にそうやってたどり着いた人、少なくないんじゃないかな。

「仕事 行きたくない」と入力する人は、インターネットに解答を求めているのかもしれませんね。でも、入力してその結果を読むだけなら、何も変わらないでしょう。大事なことは、そこから、自分の頭で考えること。答えはインターネットではなく、その人の中にあるのだから。

でも、検索窓に入力すれば、方向性のようなものは見つかるかもしれない。私はインターネットの編集記者ですが、私が作った記事が何かを考えるきっかけになったり、考え方の参考になったりしたらうれしいです 。

「仕事行きたくない」って入力して、検索結果から参考になりそうなものをみて、考える。大事なことはそうやって自分で考えること。もしそうする気力すらない状態なら会社を休んじゃえばいいんです。でもおそらく休まないでしょ。そのままのストレートな理由では。

だから「体調が悪い」とか「親戚に不幸が」とかいって、自分の責任じゃない理由をつくってようやく休む。自分も上司も誰も悪者にしたくないっていう、独りよがりの正義感というか、呪縛があるんでしょうね。単純に休みたいから休むってことがあってもいいハズなのに…。

もし私に直接相談してもらえたら、まずは「なぜ行きたくないのか」を聞きますね。例えば「上司が嫌い」なら、「どういう理由で上司が嫌なのか」「上司のどこが嫌なのか」。仕事の進め方なのか、性格なのか、顔なのか……。

嫌の理由が分かれば、「それがどういう状態だったら嫌ではないのか」、「どうすればその嫌が解消されるのか」、「回避法は何かないか」と考えられるようになります。ゲームで敵を倒すように攻略法を立てられる。理由が分かれば、解消法とまで言わなくても回避はできますから。

「仕事に行きたくない」にせよ何にせよ、何か問題があるときは、なぜなのかをトコトン考えてみることです。

一人ではうまく考えが進められないときには、バーやクラブでママに相談するのもよいでしょう(「なぜ 社長はクラブに通うのか」http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1206/22/news010.html)。

クラブに行くお金が無かったり、とことん考えるとはどういうことなのかが分からない、という方には「考え方」の訓練になる本を紹介します。「叶恭子の知のジュエリー12ヵ月」(叶恭子著:よりみちパン!セ)と「すべてはモテるためである」(二村ヒトシ著:文庫ぎんが堂)です。この2冊を読んで、まずは「考え方」を身につけてはいかがでしょうか。

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