働き方

過度労働型残業をしていては、生産性を損なう恐れがある

投稿日:2016年9月20日 / by

仕事と時間に追われて残業してしまう

残業といってまず思い浮かぶのはこのタイプの残業である。過度労働型残業と銘打ったこの残業は、読んで字のごとく仕事が多すぎて業務時間内に収まらないことを指している。この状況に陥っている人は、まずその原因を突き止めてから、解決方法を考えていかなければいけない。

原因は能力の不足?それとも業務過多?

時計を気にする暇もないほどの激務

時間内に仕事が終わらず残業しているということは、自分の能力が足りていないのか、はたまた、抱え込んでいる仕事が多いのかのどちらかであろう。こうやって抱え込んでしまうということは、責任感も強く周りからも頼られるタイプなのかもしれないが、残業がかさむごとに体力も精神力も浪費していくので、今一度仕事の仕方を見直しが方が良いだろう。一日に働ける時間の上限は決まっているのだから、労働時間に収まらないほどの業務を抱えているのはなぜかをしっかりと把握し、改善していく必要がある。

自分の能力が足りならレベルアップを

過度労働型残業が自分の能力によるところなのであれば、解決策は自身のレベルアップ以外ない。まずは自分の業務に対しての無駄を省くことから始めてみよう。インターネットを使う仕事であれば、無駄なネットサーフィンはしていないか、ぼーっと考え込んでいる時間が多くないかなど、自分の行動一つ一つを見直して行く必要がでてくる。何に時間が掛かっているのかを把握することで、ボトルネックになっているところが見えてくる。問題点が見えてきたら、それに伴った解決方法を見つけ出し実践していけば、もっと業務の効率化はできるだろうし、仕事における無駄は省くことができる。

瓦版では業務効率化について、その歴史から紐解きつつ解説しているので気になる方は、そちらの記事も参考にして欲しい。
業務効率化を嘆く前にやるべき7つの取り組み

業務過多が原因なら自分がこなせる量だけを引き受けよ

業務過多が残業の原因ならば、まず今自分が抱えているタスクの見直しから始めた方がよいだろう。そして、タスクごとにスケジュールをしっかりと決めて、自分が当日内でこなせる業務量を算出すべきである。その計算から外れオーバーした分が残業となるので、そこをオーバーしないようにまずは調整を行おう。そしてから、自分のキャパシティを見極め請け負う仕事を貰うという体制に変えていけば、そこまで残業をせずに変えることができるはずである。
この手法で気を付けなければいけないのは、あまりにも自分のキャパシティを少なく見積もりすぎることによって、請け負う仕事をドンドン減らしてしまうことで、新しい仕事が貰いにくくなる点である。なんでも請け負うのもご法度だが、全て断るのも能力がない人というレッテルを貼られるので注意してほしい。

居残り型残業から脱出しよう

仕事が終わらなくて家に帰ることができないというのは、まるで学生時代にありがちな「居残り」をさせられているかのようだ。誰でも経験したことがある残業の種類だろうが、残業はしないに越したことはない。定時に近くなって、自分の仕事がまだ山積みであることに気付き焦り始める前に、一日に使える時間と自分が抱えている作業の見極めをしていこう。

以下の記事では、残業時間の削減やノー残業を実現するために必要なことを提案している。残業の量や理由は企業によって様々であるが、とにかく残業を減らしたい!と考えている方はぜひご覧いただきたい。

長時間残業の真犯人は誰ですか?【瓦の目】

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