働き方

クラウドソーシングとは?

クラウドソーシングとは

クラウド(群集)とソーシング(業務委託)を併せた造語である。クラウド(crowd)は雲(cloud)と混同されることもあるが、不特定多数の人に業務を委託する雇用形態であり、WEBサイト上で仕事を依頼したい人と仕事を請けたい人が出会うことができる。

クラウドソーシングは、在宅で仕事をしたい、手軽にお小遣いを稼ぎたいという人にはぴったりだ。やる気次第で、徐々に報酬の高い案件に移行していくことも可能である。

パソコンとタブレットさえあれば仕事ができる

    仕事を請負う際の手順

  • WEB上のクラウドソーシングサービスに登録する。

  • サービス上に登録されているたくさんの仕事の中から、興味のある仕事を探す。

  • 同時に仕事を依頼する側が提示する条件や報酬金額などを確認する。

  • その上で引き受けたい仕事があれば、応募する。あるいはコンペの場合は、作品を提案する。

クラウドソーシングにはどのような案件があるのか

クラウドソーシングは、空いた時間に気軽に稼ぐことができる案件が多数ある。例えば、「ファッションに関するブログ記事を300文字程度で書いてください」「新たに店をオープンするので店名を募集します」「四国エリアの撮影をお願いします」など。これならば、特別なスキルは必要なく誰でも請け負うことが可能である。サラリーマンが仕事終わりや休日に、主婦が家事や子育てをしながら、クラウドソーシングを利用して仕事をすることができるのだ。しかも在宅でできる仕事ばかりのため、副業に適していると言える。

また、自分が得意な分野で稼ぐことができる。ライティング、プログラム、デザイン、WEB制作など募集されている仕事の幅が広く、その中からどの案件を請け負うかは、自分で選択することができる。つまりクラウドソーシングならば、空いた時間に自分の特技を活かしてお金を稼ぐことが可能なのだ。

クラウドソーシングで今人気の仕事とは

2013年現在、クラウドソーシングで依頼される仕事の中でも募集数が多く、比較的報酬の高い仕事を紹介する。
それは「ロゴデザイン」だ。依頼されるロゴは、企業、新規事業、ウェブサイト、飲食店、商品など幅広く需要があるようだ。高いものでは、8万円から10万円ほどの報酬が提示されている。

企業側メリット

通常、企業にロゴを依頼する場合、20万円以上の費用が発生することも少なくない。
あるいは、有名デザイナーに依頼する場合は、なんと500万円以上になることもある。

それが、企業はクラウドソーシングで依頼すれば、2分の1以下の費用でロゴを作成してもらうことが可能なのだ。
しかも1人のデザイナーに依頼するよりも、多くの提案が集まることもある。これがロゴデザイン依頼が多い理由だ。

個人側メリット

続いて、製作者側のメリットを紹介しよう。通常、個人が企業のコンペティションに参加することは難しい。
よほどの実績が無い限り、個人が企業のロゴデザインを引き受けることはできないのだ。

ところが、クラウドソーシングであればその状況は一転する。ロゴデザインの依頼にはコンペティション形式が取られることが多く、誰でもデザインを提案することができる。デザインを始めたばかりでも、デザイナーとして実績を重ねていても、立つ土俵は全くもって同じなのだ。クラウドソーシングであれば対面での打ち合わせが無いことや、デザイン以外の付随業務がないという特徴もある。

まとめると、企業は安価にたくさんの提案を集めることができる。そして、製作者は多くの依頼の中から請け負いたい仕事を自由に選びコンペティションに参加することができる。採用されれば、クラウドソーシングの中では比較的高い報酬を得ることができるのだ。

  • クラウドソーシングで稼げる人が増えている

    クラウドソーシングでは、仕事量と登録者数が増え続けている。それに伴い、アルバイト程度の報酬であれば稼げる、という層が年々増加の傾向にある。例えばクラウドソーシングで得た収入が月5万円だったとして、年収に60万円がプラスされれば生活の質を左右するだろう。最近、クラウドソーシングのみで年収800万円を稼ぐ人が現れた。これはフリーランスの成功例だが、パソコンで仕事を完結させるクラウドソーシングで、サラリーマンの平均年収を軽く越すことができる時代がやってきたのだ。

    以下の記事では、クラウドソーシングのプロ【プロクラウドワーカー】について解説している。プロとして認定されることで、発注側の企業には高いスキルが備わっている魅力的な人材として映るのだ。当然、仕事量も収入も通常のクラウドワーカーとは異なってくるだろう。クラウドソーシングで本格的に稼ぎたいと思っている方は、ぜひご覧いただきたい。

    “プロ化”が加速する「クラウドワーカー」という第三のワークスタイル

    クラウドソーシングではどのように案件を請け負うのか

    このように稼げるようになるには、一体どうすればいいか?
    まずは実際にクラウドソーシングのサービスに触れてみることが第一歩だ。仕事依頼がずらりと並んでいるので、大体どのような仕事があるかという雰囲気を掴むことができるだろう。そしてそれなりに稼げるようになる人は、積極的に数多くの案件をこなしている。まずは実績や、依頼側の意向に沿った仕事をすることでの信頼の積み重ねが大切だ。

    案件の請け負い方には、以下のような方法がある。

    コンペティション

    コンペティションとは、いわゆるコンテストのようなもので、たくさんの提案の中から依頼主がひとつを選び、その提案者にのみ報酬を支払う。主に、企業ロゴのデザインや商品のネーミングなどが多く依頼されている。

    プロジェクト

    プロジェクト方式とは、ロゴやネーミングなど完成した仕事を納品するのではなく、依頼に対して完成予定図、納期、価格、実績などを資料にまとめて提案することである。この場合は、自分の能力をいかに現実的かつ魅力的に提案するかが成功の鍵となる。

    まとめ

    まとめると、クラウドソーシングにおいて大切なのは、自分がどのレベルの案件を請け負いたいか、どのくらい稼げるようになりたいか、ということを明確に目標設定しておくことである。それによって、取るべき行動は変わってくる。
    ただ1つ注意点として挙げたいのは、クラウドソーシングは気軽に始めることはできるが、楽して稼ぐ手段では無いということだ。なぜならパソコンの中で完結させるからこそ、受注者が仕事をして積み重ねていく実績や信頼感が重視され、それに応じて請け負うことができる仕事の量が変わることがある。適当に仕事をしてお金を稼ぎたいという人には向かないのだ。クラウドソーシングは、もっと稼ぎたいという目標に向かって第一歩を踏み出したい人に是非利用して欲しいサービスである。

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