企業風土

健康に働くことをサポートする制度を導入/ローソン

投稿日:2012年12月25日 / by

(株)ローソンは2012年12月25日、社員の健康をサポートする制度をスタートすることを発表した。形骸化しがちな制度でなく、継続的に健康を維持できる仕組みの構築により、会社が個人の行動をバックアップし、働きやすく、社員が能力を発揮できる体制を作るのが狙い。まずは2013年度の健康診断・人間ドックの受診率向上を目標とする。

11月30日に開始した「健康アクションプラン」では、「糖尿病」「高血圧」の2つの疾病と「肥満」を予防・改善するため、生活習慣改善にむけた食事と運動の内容を個別に提示。定期健康診断の結果で血糖・血圧・肥満のリスクが高かった社員に対し、専門家による個別健康指導を行う。2012年度に実施した健康診断による対象者は、約370名。

「健康アクションプラン」の対象者のうち、治療中の社員や海外赴任中の社員などを除いた約320名には、2013年1月中旬からタニタ社製の通信対応(ローソン店頭のLoppiで簡単に記録可能)歩数計と、独自に開発した「健康アクションプランアプリ」(スマートフォン用アプリ)を配布。体重・歩数データ・食事内容・摂取カロリーなどをアプリ内に記録し、体質改善に向けた指標とする。この取り組みを2013年度6月まで行い、効果を検証したうえで、今後の改善・拡大につなげる。

12月には、本社および全国の支社内にタニタ社製通信対応体組成計・血圧計(計9台)を設置。全社員、いつでも利用可能とし、日ごろの健康管理をサポートする。

健康診断の受診率向上制度として、ボーナス減額ペナルティも導入した。会社が実施する定期健康診断・人間ドックを受診できなかった社員には、会社が費用を負担する医療機関での健康診断を年度内に受診するよう計3回通知するが、1年間受診しなかった社員と直属の上司には、翌年度5月末に支給される賞与から本人15%、直属の上司10%を減額する。

また、受診後に再検査が必要と勧告された対象者が、再検査を受けない、もしくは数値改善に向けた取り組みを行わない場合は、同様に本人の賞与から状況に応じて2~8%、直属の上司は10%を減額する。2013年度(2013年3月1日~2014年2月28日)内に実施する健康診断から、同社で働く社員(3,490名:2012年8月末時点)を対象に制度を開始する。

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