働き方

瓦版選定 2014働き方10大トピックス【6位~10位】

投稿日:2014年12月24日 / by 瓦版編集部

2014年の働き方で注目集めたこととは

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◇6位から10位◇

早くも2014年ももう残りあとわずかとなりました。働き方をテーマとするWEBメディア「瓦版」では、今年も多くの関連トピックスを取り上げました。昨年が、新しい働き方の元年だったとすると、今年はそこへ向けて、実際の動きが起こった1年のような気がします。今日(6位~10位)と明日(1位~5位)、2回に渡り、瓦版独断の「働き方10大トピックス」を今年もお届けします。2014年の働き方の振り返りの参考にしてみてください。

6位:女性活躍社会の実現

rank-w安倍政権が、女性が輝く社会の実現を打ち出しました。昨年以上に鼻息の荒い安倍首相は、数値目標も掲げ、女性管理職を増やすという具体的な策も発表しました。育休の改善や保育所問題の解消などにも言及しています。

1年全体を通してみるとムードしては、女性が活躍する社会の到来を予感させました。女性の活躍をサポートする企業も数多く登場し、大手企業で女性社長が誕生したところもあります。しかし、当の女性労働者全体のトーンは、どうも低いようです。

男女雇用機会均等法の施行から30年。男女平等は、ずっと以前から叫ばれています。でも一向にそうなる気配がない。男性側の意識の問題に加え、女性も男性並みにバリバリと働こうとは思っていない人が多いからでしょう。

女性が社会で活躍することが、まだまだ難しいと思える出来事もありました。女性が輝く社会の到来を力強く宣言した安倍内閣で、女性2閣僚が政治とカネ問題で辞任。そのケツの拭き方があまりにクールでした。会社でいえば、女性管理職の不祥事に男性マネージャーが、底面だけを気にした人事措置を施したというイメージでしょうか。これでは、女性は男性社会の中で思い切り羽ばたけないでしょう。

女性活躍の尻を叩く本当の目的は、人口減少社会における労働者不足を補うことです。足りない労働力を、家庭に納まっている女性が社会復帰することで補ってくれれば、これほど頼もしいものはないということです。世帯収入も上がり、景気浮揚にも貢献するという目算です。

なんとも言えない下心が見え隠れするだけに、素直にそのステージに上がりたくない、という本能が働く側面はあるかもしれません。とはいえ、理由は様々ながら、女性も働き続けたいという意欲が強いことは確かです。ですから、尻を叩くのではなく、放っておいても働きたくなるような環境づくりに専念する北風と太陽方式で、策を練り直すことが、真の女性活躍社会実現には重要になる気がしています。

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7位:大企業神話崩壊

rank-7大手企業の年功制廃止の動きが相次ぎました。ソニー、パナソニック、そして日立。就職人気ラングトップの常連企業が、年功制を廃止し、ベンチャー企業のように成果を中心としたシステムに移行するというのは、いよいよ大企業神話の崩壊を実感させます。

大きな理由は、もちろん業績の低迷です。右肩上がりの時代にドッカリと日本経済の中心に君臨し続けてきた大企業。しかし、景気が右肩下がりのいま、その下降線とともに大企業の業績は下がり続けています。かつての成功モデルが、もはや通用しなくなっている。それを修正する策が、年功序列廃止の真の理由といえます。

規律正しく、綿密にテストや調査を繰り返し、高品質品を無駄なくスピーディーに大量生産する。それが、メーカーの成功の王道でした。メイドインジャパンの強みでした。しかし、グローバル資本主義の浸透で、いつの間にか、日本の大企業はゆでガエル状態となり、気が付けば“死んで”いました。

能力のある人間が評価され、上へあがる。世界ではごく当たり前の評価システムに日本の大企業もようやく、フィットさせるべく重い腰を上げた、というのが、大企業の年功廃止の真相です。来年は、こうした動きが加速し、人材の流動化が一気に進む1年になるかもしれません。

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8位:亜流クラウドソーシングの勃興

不特定多数の叡智を、外部リソースとして有効活用し、低コストで最大限の成果を上げるネットサービスとして、急拡大したクラウドソーシング。2014年は、その亜流ともいえるサービスが、勃興した1年でした。

案件・コンサルタントとITエンジニアを結びつけるプラットフォーム「アサインナビ」は、2014年7月に正式オープン。β版運用では、予想以上の成果を上げ、快調なスタート切りました。アイディアをデザイナーメーカーと結ぶプラットフォーム「WEMAKE」も今年大きく飛躍しました。ココナラもワンコインのみの対応から、2014年1000円以上の案件も“解禁”しました。サンカクは、仕事を辞めずに成長企業の経営に参画できるサービスです。

いずれも、クラウドソーシングのようにネットで不特定多数の叡智を集め、有効活用するという点で、クラウドソーシング的です。ただ、マッチングの先に、人を介す、学びを与える、経験をシェアする…など、機械的なやり取りのクラウドソーシングとは違う、人間味があふれている点で、差別化されています。

クラウドソーシングのよさを生かしながら、独自の出口でまるで違ったサービスとして成長する亜流クラウドソーシング。共通しているのは、不特定多数の個人が活躍できるプラットフォームであるという点。こうした亜流が増え続けることで、個人が活躍できるフィールドが広がり、働く上での選択肢がどんどん増えるということです。

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9位:新しいワーキングスペースが続々誕生

フロアはファミレスと居酒屋が合体したようなリラックスムードが充満

フロアはファミレスと居酒屋が合体したようなリラックスムードが充満

ワーキングスペースの重要性がこれまでに注目を集めています。フリーランスにとって、主流ともいえるコワーキングスペースは、多様な人材が集うことで、単なる作業場としてのオフィスでなく、プラスαの効果も期待できる空間として、昨今急拡大しました。

この流れに、今年は新しい動きが加わりました。企業による、ワーキングスペースの運営です。単に運営するだけでなく、人材の相乗効果という側面も意識した戦略的な参入。LIGは、オフィスの別フロアにコワーキングスペース「いいオフィス」をオープン。トップゲートも同じく別フロアにコワーキングスペース「Studio Geeks」を10月に開設しました。ともに、同じビル内にコワーキングスペースを構え、人材の融合による“化学反応”期待を寄せています。

リクルートは、ITクリエイター向けのコミュニティ・スポット「テック・ラボ・パーク」を12月に渋谷にオープン。目的は、テクノロージをベースにした新しい価値創造の支援としていますが、人材囲い込みの側面もゼロではないでしょう。

専門家は、ワークスペースの未来は、よりオープン化し、外部企業との同居も珍しくなくなると予測しています。そうした流れの序章といえる動きで、来年以降さらに活発化しそうです。

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10位:朝残業

rank10伊藤忠商事の朝残業が注目を集めました。早い時間に出社し、“残業”。その分、夜はさっさと帰り、メリハリをつけようというものです。

正確には“早業”ですが、ポイントは2つあります。残業手当が付く。静かで仕事がはかどる。単に残業を朝にシフトしただけに思えますが、夜のようなダラダラ感がなくなり、効果は予想以上だそうです。

多残業体質を改善するのに貢献したということで、日本人事部の「HRアワード2014」で最優秀賞も受賞しています。他社にも拡がるかは、なんともいえませんが、働き方と時間の関係を考える上で、大いに参考にできるトピックといえそうです。

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