働き方

継続支援型のカンパサイトが始動

投稿日:2014年6月11日 / by

カンパミー(株)カンパミー(所在地:愛知県名古屋市、代表取締役:秋田 洋徳)は、カンパサイト「カンパミー!」(http://cam-pa.me/)の会員登録を2014年6月17日よりスタートする。継続支援型としては、日本初となる。

「一般的なクラウドファンディングの場合、一定の期間を決めて目標金額が設定されており、もし、期間内に目標金額が集まらなかったらそのプロジェクトは実現できずにプロジェクトは中止となります。『カンパミー!』は期限を設けず継続的にカンパを募り、カンパ金額に関わらずその都度資金をお届けすることでプロジェクトオーナーの資金調達を継続的にサポートします」と同社。つまり、支援者がいる限り無限にカンパを受けることが可能となる。

期限を決めて資金を募るクラウドファンディングは、集まらないリスクがある反面、事前にプロジェクトの“精度”や可能性を一般の支援者に諮る意味合いもあり、メリットとデメリット調和がとれている。無期限となると、不十分なプロジェクトでもそれなりに資金が集まる道が拓けるものの、プロジェクトオーナー思い入れだけで進んでしまうリスクも伴う。同社はこのリスクを独特の審査プロセスで中和する。

ポイントは、ライブ動画の配信だ。プロジェクトオーナーは、進捗状況や進行予定のほか、啓蒙宣伝などの目的で、最低月1回以上継続してライブ動画配信を配信する必要がある。配信においても、SNS等を活用し、「プロジェクトサポータ」を一定数集める必要があり、動画コンテンツも審査がある。つまり、プロジェクトオーナーは、動画配信やSNSにある程度精通し、WEB上でサポーターをコントロールできるスキルが求められる。

現在までに秋田で動画配信を続けるプロジェクトオーナーによる配信機材の充実強化を目的としたカンパや外国人Jリーガーが運営するジュニアサッカースクールの資金集め、モデルが出演するトークバラエティの動画配信の活動資金を募集などの案件がエントリーされている。

ネットのインフラ化により、あらゆることが身近で手軽になる中、ネットスキルを重視したカンパ型の資金調達は、個人レベルの起業の敷居をより下げる可能性を秘める。動画でのアピールは、とりわけ才能あふれるアーティストやパフォーマーに向いているといえるかもしれない。

なお、調達資金の分配比率は、プロジェクトオーナー8割、同社2割となっており、クラウドファンディングと同水準。また、事業性が高く、まとまった資金が必要なプロジェクトについては、同社の収入を投資することも検討する。さらに同社では、コンテンツ作成のサポートを行う代理店として「カンパ―ミー!サポートパートナー」も募集し、同システム普及に努める。

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