働き方

町工場のとSNSが生み出す新しいビジネスモデル

投稿日:2013年6月14日 / by

筋トレ器具ドーナツ型の鋼の本体。置物? 新しい文具? 実はコレ、筋トレ器具。中に重りが内蔵されており、回すことで遠心力が発生、今までにない負荷が発生する。筋トレ器具にしては小さく、軽いことから、老若男女誰でも使用できるのが特長。

製品名は「くるくるパンプアップ」。この器具を制作するのは、精密機械加工で切削と研削を行う有限会社光精工(所在地:千葉県富津市、代表取締役:秋山 和彦)。決して豊富な資金があるわけではない町工場だが、いま、SNSを活用することで未来を開拓しつつある。

事の発端は、Facebook。アイディアをカタチにした程度の製品サンプルをある展示会に出品。その後、その時の様子がFB上で公開されると、想定以上の反響がメールやFB、ツイッターで寄せられた。その結果、製品の本格的な開発がスタートすることになった。

SNSに端を発した同プロジェクトは、さらにSNSが加速させる。現在、同社は製品化に向けた、一般からの支援募集をクラウドファンディング「zenmono(ゼンモノ)」により開始している。

ゼンモノは、町工場やメイカーズが、資金調達だけでなく、販路開拓を支援するマーケターや販路を持っている支援者、デザイナーなどモノづくりに特化した経営資源をあつめることが出来る新しい形のクラウドファンディングサービス(http://zenmono.jp)。これまでの大量生産、大量消費とは対局に位置する概念である「マイクロものづくり」として(株)enmonoが提唱し、町工場とタッグを組みながら様々な側面支援を行う。

町工場が自社製品を、少量のニーズにあわせて、高付加価値、高利潤のモノづくりを行い、だれかに売ってもらうのではなく、自ら販路をつくり、販売を行う考え方である「マイクロものづくり」。“技術はあるが資金がない”ケースが多い町工場にとって、クラウドファンディングを初めとするSNSを有効活用したビジネス展開は、これからの新しいビジネスモデルとしての可能性を存分に秘めており、昨今注目度が高まっている。

<支援項目>
500円  :Webサイトに「Special Thanks」として名前を掲載
(他の支援もすべて掲載)
1,500円 :くるくるパンプアップオリジナル缶バッジ1個
3,000円 :くるくるパンプアップレプリカモデル1台
6,500円 :くるくるパンプアップ女性サイズ1台
7,500円 :くるくるパンプアップ男性サイズ1台
12,000円 :くるくるパンプアップ女性サイズ2台と缶バッジ1個
14,000円 :くるくるパンプアップ男性サイズ2台と缶バッジ1個
38,000円 :色付きくるくるパンプアップ男性サイズ2台、女性サイズ2台と缶
バッジ3個とイベントご招待(筋トレ教室)
50,000円 :デコ仕様くるくるパンプアップ男性サイズ2台、女性サイズ2台と
缶バッジ5個とイベントご招待(筋トレ教室)(3セット限定)
100,000円:【販売店・代理店向けパッケージ】くるくるパンプアップ男性女
性サイズ計20台と缶バッジ10個(3セット限定)

なお、製品価格は、6,500円を予定している。

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