働き方

独身男女の専業主婦派は2割

投稿日:2014年6月3日 / by
マッチアラーム

男女とも共働き希望が約8割に(マッチアラーム調べ)

約8割が共働きを希望

やはり「専業主婦」は非現実的なのか…。Facebookを活用した婚活アプリ「マッチアラーム」を運営・開発するマッチアラーム(株)(東京都新宿区/代表取締役:相原千尋)がこのほど、独身男女2,823名を対象に、恋活・婚活に関する調査を実施。その結果、約8割が共働きを希望していることが分かった。

「結婚後は共働きを希望しますか?」。この問いに対し、男性の79.7%、女性の77.3%が「はい」と回答した。給与上昇が鈍化している現実を実感する男性はともかく、昨今は女性の専業主婦願望が増しているという動きもあるだけに女性の高い割合は意外な感じもする。

その理由は、どこにあるのか。男女の意見からみてみよう。「これからの時代、夫の収入だけでは厳しいと思うから」(男性・20代前半)、「まだまだ経済的に不安なので」(男性・20代前半)、「いまの社会では夫が一人で家計を支えるのは厳しく、育児休暇を利用しつつ家族を家計で支えていくのが妥当だと思うから」(男性・20代前半)という現実的な意見が多くみられた。
一方で、「経済的に余裕ができるから」(20代前半)、「ケースバイケース。パートナーが働きたければ働けばいいし、子育てとかに注力したければ辞めたらいい」(30代前半男性)、「お互いに仕事をしていた方が経済面でも家庭でも充実すると思うから」(20代前半)とやや俯瞰しつつ、余力を持っての共働きという選択肢も用意しているようだ。

女性が共働きを希望する理由は

では、女性はどう考えているのか。「収入面でいろいろ使える幅が広がるから」(20代前半)、「稼ぎがあった方が自由に使えるから」(20代後半)、「生活レベルを下げたくない」(20代後半)とせっかくの稼ぎ口をみすみす手放すのはもったいないという心理が働いているようだ。

一方で「ずっと家に居るなんて耐えられない」(20代後半)、「社会との接点が欲しいから」(20代後半)、「相手に依存して人生でやれることの幅が狭まるのはもったいなから」(30代前半)、「相手と対等でいたいし、経済的に余裕ができるから」(30代半ば)といった、女性の意識の変化を感じさせる理由も目立った。

すっかり少数派となった「いいえ」と回答した人はどんな理由を上げているのか。男性では「子供がかわいそうだから」(20代前半)という“子供のため派”、「奥さんには家庭を頼みたいから」(20代前半)という“俺が稼ぐ派”に分かれた。女性では、「子供ができたら」という条件付きながら、子供関連が圧倒的だった。

「亭主元気で留守がいい」という時代も今は昔。いまや男性の女性への意識はもちろん、女性の側も社会に出ることへ前向きで、「専業主婦」という役割が、女性にとっては潜在的な憧れのような場所へともぐりこんでしまった印象だ。それもこれも長引く景気低迷が悪いのか、それとも女性活用機運が高まる時代の趨勢なのか…。

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