50代の転職実態
人材総合サービス企業のエン・ジャパン(株)(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)は、同社が運営する、人材紹介会社集合サイト「[en]転職コンサルタント」(http://consultant.en-japan.com/)上でサイト利用者425名を対象にアンケート調査を行った。
アンケートではミドル層(30代~50代)の年代別の転職活動について調査。30代、40代、50代と年代を重ねるほど、転職活動期間は長くなる傾向がみられたが、それでも「半年程度」で決まる人が多数を占める結果となった。
転職活動が長引いてしまった場合にはどんな対策をとるか、の質問には「応募書類を見直す」、が各年代で半数を超えた。次に多かったのは「これまでの転職活動を分析する」だった。
その上で、30代では「現職で経験・キャリアを積み、新たなタイミングを待つ」と回答したのが41%だったのに対し、40代、50代ではそれぞれ31%、24%となり、悠長に現職に留まってタイミングを待つ気は少ない結果となった。それを裏付けるように「転職活動にかける時間を増やす」の回答が、40代、50代でそれぞれ17%、19%となり、30代の13%を上回った。
退職のタイミングについては、50代が「現在の業務・プロジェクトに区切りがついた時」が46%でトップだった一方で「どのタイミングでもよい」が14%と少ないながらもトップとなった。
アンケート全体を通し、意外にミドル層における年代による差は少なかったが、50代では、「後がない」感が若年世代より強く、30代には比較的余裕を感じられる様子がうかがえた。