働き方

アンケートからみるグローバル化の実態

投稿日:2013年12月17日 / by

(株)クロス・マーケティング(本社:東京都中央区、代表取締役社長:五十嵐 幹)は、全国の20‐49歳の男女を対象に、「グローバル化と英語に関する実態調査」を実施した。結果から、日本におけるグローバル化の実態とその展望があぶりだされる形となった。

将来グローバルに働きたいかのアンケート結果

将来グローバルに働きたいか

性年代別に「現在、または将来のことを考えたとき、英語力が必要か」と問いに対し、男子学生68%、女子学生71.3%が「必要」と回答。一方、40代では、男性36%、女性40.7%が「必要」と回答するにとどまった。

「英語を学びたいか」という質問に対しては、学生に比べ40代で「そう思う」の割合は低いものの、顕著な差はなかった。しかし、「将来、グローバルに働きたいか」の質問には、「そうしたい」が、男子学生39.3%に対し、男性40代が23%、女性は学生が44.6%に対し、40代が15.5%と大きな差がでた。

この結果から、日本のグローバル化の実態と展望が明確に浮かんでくる。つまり、これから社会出る若者は、確実に世界を視野に入れている。一方、40代以降の会社員は、英語の必要性を感じつつも、国内で現状キープに甘んじる、ということだ。

少子高齢化により、今後の日本市場は、確実に縮小する。当然、グローバルに市場を展開しないとパイを広げられない。国内市場もシニアマーケットや高付加価値商品開発など、可能性はあるが、若者にとっては大きな市場を体験してからでも遅くはない。

企業がグローバル展開を進めているものの、現在、その中核を担うのが40代であることを考えれば、若者の海外志向の高まりは、こうした動きを加速するうえで好材料といえる。国内企業を経ず、海外企業へ直接就職したり、海外で起業する若者も今後は増えていくだろう。

教育水準は高いが、語学力ではアジアでも下位に甘んじている日本。そうした状況に文科省からは小5から英語を正式科目とする方針も示された。公用語を英語とする国内企業もある。グローバル化が叫ばれて久しいが、日本もようやく、真の意味でのグローバル化へと踏み出しつつあることが、この調査からもハッキリと分かる。

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