働き方

2014年の働き方の祭典がキックオフ

投稿日:2014年4月30日 / by 瓦版編集部
TWDW

写真前方左から3人目からアメリア氏、ロ氏、マイコル氏

「Tokyo Work Design Week(TWDW)2014」のキックオフイベントが2014年4月28日、“本拠地”渋谷ヒカリエ8階コートで開催された。昨年、日本初の働き方の祭典として3000人以上を動員した、未来の働き方のイベントが、今年も動き始めた。本番は、昨年同様、11月に渋谷を中心に1週間に渡って開催される。

ワンデイイベントなった今回のテーマは、「女性」と「創造的な働き方」。今後の日本の働き方においてキーとなる2つを題材に、ゲストスピーカーと聴衆が一体となり、意見交換を行った。

前半ではバイリンガルの男女3人が登壇。「ここがヘンだよ、女性の働き方」と題し、外国人目線から見た、日本の女性の働き方の違和感についてディスカッションした。

日米ハーフで3歳の娘を持つデザインストラテジストアメリア・ジュール氏は「日本では女性は子どもを産んでリタイアすることを前提としているので、企業が女性を育てるということが標準でない。だからキャリアパスが描けない」と指摘。中国人のロ・アセイ氏は「中国では子供は親が育てる。だから女性が働きづらいということはない。そうしたことが議論になっている時点でダメ」と環境の違いをズバリ。ベネズエラ人のデザイン活動家、マイコル・メディナ氏は、「ベネズエラは女性がとても強い。国がいろいろと後押しもしている」と話した。

日本でも男女平等が叫ばれて久しいが、結局は企業や男性の目線が変わらず、女性自身もそうした中で消極的な側面があり、女性の活躍が委縮しがちとなっている。現政府は、女性の活用を力強く押しているが、外国人の指摘は的を射ており、しっかりと根付かせるためには文化的背景を含めたかなり抜本的な改革が必要といえそうだ。

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写真左から小野氏、玉樹氏、山﨑氏、赤木氏

第二部では「ボクらが創造的に、はたらく理由」のテーマで、創造的に働く気鋭の4人が登壇。その理由やノウハウなどをざっくばらんに語り合った。

新しいワークスタイルを提案するワークスタイルアーキテクトでチーム・ゼロイチ代表の赤木優理氏は「創造的に働くのにきれいごとはない。結局稼ぎたいという部分があるわけで、でもその目標を年収1億というレベルじゃなく、10億とか圧倒的なレベルにする。そうすると創造的に考えざる得なくなる」と独自の表現でアドバイス。マザーハウスの山崎大祐氏は「ワクワクする気持ちと、それを実現することを信じる気持ち」と実体験を交え、助言。任天堂の「Wii」を企画したプランナーで、分かる事務所社長の玉樹真一郎氏は「悪い人になることかな」と本質的なアドバイス。greenz.jp副編集長の小野裕之氏は「始まりはいつも勘違い」と直感を大事にすることの重要性を説いた。

「創造的に働く」ということ自体が、能動的であり、環境を用意して、やらせるという類のものではない。4人の登壇者も何度も自問自答や試行錯誤を繰り返しながら、最後は直感で“現在地”にたどり着いている。日本人に最も欠けているといわれる主体性に強く通じる側面でもあり、前半の「働く女性」と併せ、グローバルな視点からみると、今後の日本が真剣に向き合うべき働き方の課題と糸口がみえるキックオフとなった印象だ。

なお、2014年のTWDWは昨年同様、11月19日から勤労感謝の日を挟んだ7日間の日程で行われる。

Tokyo Work Design Week(TWDW)

 

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