働き方

なんか残業多いかも…そう思ったらチェックすべき5つの行動

投稿日:2016年10月25日 / by

残業が多いのには当然理由があります

長時間労働是正の動きが強くなっている。長く働くことが美徳された時代は終わり、いまや単に生産性が悪い象徴だ。残業撲滅を掲げる前に、「多いかも」と思ったらチェックして欲しい5つの行動をピックアップした。

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会議が多い

会議を否定するつもりはない。だが、1日に3回も4回も会議があるのはどうだろう。会議のために会議になっていないだろうか。会議は、重要事項決定がその目的だ。だから、何人もの精鋭が一堂に会する。時間価値が非常に髙いのだ。意見を出し合うタイプのものなら、いまはチャットで十分。せめて、会議までに意見をメール等で事前に共有し、当日は採否だけを決めるようにするのが、時間の有効活用というものだ。これで、時間は確実に半分以上短縮されるハズだ。

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雑談が多い

ほどよい雑談が生産を上げるというデータがある。確かに隣席の同僚と無駄話をするのは、仕事の息抜きにもなるし、作業効率を上げる側面もある。だが、雑談できるムードの職場には歯止めが利かなくなるリスクもある。つまり、ある時間だけ雑談するのではなく、いつでも雑談できるから気軽に際限なく雑談してしまうということだ。「アレはどういう意味だったっけ」、「コレどうやるんだっけ」…。なんでもかんでも“会話”してしまう。こうなるとさすがに聞かれる方はたまったものじゃない。著しく生産性を下げるのはいうまでもない。対策としては、時間を決める、専用スペースを設けるなど、物理的に区分けするのがベターだろう。

仕事に集中していない

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残業が多い原因の大半はコレだ。100%の集中力で取り組めば30分で終わるところを、集中できずに1時間、2時間とかけてしまう。原因は寝不足なのか、悩み事でもあるのか、体調不良なのか…。人間が一日で集中できる時間は、せいぜい3時間ともいわれる。それが、自己管理の不備でコンディション不良なら、2時間も集中できないかもしれない。そうなると、少なくとも6時間は集中できない低生産性の時間になる計算だ。就業時間の75%が不十分な集中力では、残業になるのも無理はない。大事なのは自己管理だ。

基本的に受託型の仕事だ

事務系や制作系の仕事の場合、どうしても仕事が受け身になりがちだ。そうなると、突発的な仕事は増えるし、作業量も山ほどあったりする。自己裁量でまんべんなく割り振られればいいが、なにせ作業量が際限ない。やれる時にやっておこうと前のめりになるのも仕方がないだろう。割り込み業務も頻繁にある。この業務アリ地獄から脱するには、受託でも進行スケジュールだけは、能動的に管理する。それくらいしか対策はない。外注の積極活用やAIを活用することで劇的に改善できる可能性も高まりそうだが、そうなると自分の首がスース―するという皮肉な現象が起こりかねない…。

定時を意識していない

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残業が多い人の最大の原因はコレだ。午後6時が終業時間なのに、平気で午後8時ごろまで働いている。「定時なんてあってないようなもの」、「上司も誰も帰らないので定時と言われても…」。そんな理由で、残業とさえ意識せず働いているのだろう。だが、終業時間を意識せずして、残業ゼロの実現は不可能だ。終業時間から逆算して作業を進めないと、終わる仕事も終わらない。まずは、定時をハッキリ意識し、厳格に守るスタイルを貫く。それでもどうしても残業せざるを得なければ、その時は業務量が多過ぎるか、あなたの仕事が遅いか。そのどちらかだ。

まとめ

残業については、よく海外との比較がされる。ヨーロッパでは残業はほとんどない。KAROSHIなんて考えられない…。そのクセ、上記のようなことを平気でやっていたりする。欧州では、仕事が終わっていなくても時間が来たら仕事を終え、帰宅する。それが当たり前だからだ。日本ではそれでは無責任となる。仕事への姿勢は、日本の方が確かに素晴らしい。だが、確実にサービス提供者の心身がすり減ってしまう。一番スマートなのは、時間通りにその日の業務を終えられるよう業務量と作業時間のバランスをトコトン追求することだ。そこに無理が発生するなら、人員増強か業務量削減を断行するしかない。誰かのムリで成り立つサービスは、「過剰」でしかない。

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