周囲確認型残業をしていては、どんどん時間が無駄になる
会社から出られない原因は何?
自分の本日の業務は終わっていると感じながらも、なかなか定時を過ぎていても席を立つことができない状況というのは存在する。
周りの人はまだ忙しそうに仕事しているのに、自分だけ早く帰っていいのだろうかという感情に苛まれ、ついつい残業をしてしまう。これほど無駄な時間の過ごし方はない。
その状況から解放されるためには、何故そんなことになっているのか、その理由をまず考えてみよう。
自分に自信がないのが元凶か
自分の仕事はきちんとこなしている。だから、時間が来れば帰る。そのぐらい強い気持ちがあれば、定時が来た段階で席を立つことは容易だ。しかし、それができないということは、自分の仕事に自信がないという表れなのではなかろうか。
自分はしっかりと仕事をしている。そう断言出来、尚且つそれが正当に認められれば、誰も何も文句を言うことはないだろう。周りに合わせて行動してしまっては、心身ともに疲弊してしまうので、自分自身でその悪習慣は変えていくしかないのだ。
上司がいると帰りにくいときには、自ら進言すべき
社内に上司がまだ残っている場合、なかなか帰りにくいという意見もある。確かに上の人が忙しそうにしているのに、自分だけ仕事を終えてホイホイ変えるのは気が引ける。または上司に仕事をしていないと思われる。そんなときには、変な遠慮はせずに直接、上司に伝えてしまった方が楽である。仕事がまだできるというキャパシティがあるなら、自分の仕事が終わったことを告げ、手伝うことはないかと訊くのもよいだろう。仕事が終わったから早く帰りたいのであれば、今日はここまで仕事を終えたので帰ります。と伝えればいいだけの話である。業務報告をすると同時に帰ることを宣言することで、帰宅してよい雰囲気に持っていけるし、仕事の進捗状況も伝えられ、抜け漏れも防げるのであれば、とっとと報告をしてしまって帰路に着いた方が生産性が高まるのである。
残業代が支払われる会社ではこのタイプの残業はご法度
ただ何もやることをせずに、周りの様子を伺いながらただ席に座っている。または、ネットサーフィンをしている場合。残代が支払われる会社であれば、立派な給料泥棒として認定されることだろう。そうなると、受け取る給料は増えるかもしれないが、信用は着実に失っていくので、自分の仕事スタイルを見直した方がよいだろう。