
デスクワークの大敵、腰痛対策のアプローチ
プロアスリートと会社員の二足のわらじを履く星考案の独自メソッドで“生産性向上”
トップFリーガーながら、会社員の顔も持つ「プレイイングワーカー」の星翔太氏。現役アスリートだからこそ、職場でもコンディショニングには敏感だ。デスクワークで凝り固まりがちな身体を、最小限の動きで快調に戻す星氏考案の独自メソッド「星トレ」。瓦版ではその極意を定期配信。コンディショニングの観点からビジネスパーソンの“生産性向上”をサポートする。今回のテーマは、多くの人が悩まされる腰痛対策です。
【レッスン3】
デスクワーク中心の人を悩ませる腰痛対策
今回は【腰痛へアプローチ】するメニューを書いていきます。
前回までの呼吸の意識は今回も変わらず意識し続けてください。また身体を触る習慣も忘れずに続けてください。
今回の目的は
・反った骨盤をフラットにする
・脇の下、体幹に刺激をいれる
①まずは壁に背中をつけ、腰の部分も壁につくことを意識します。
そこから背中を丸めます。
②姿勢は①のままで両手を肩を下げる意識を持ちながら前にだします。
<意識すること>
・肩を下げる意識、脇を閉める意識を持ってから手を前に出す
・壁についてる部分は離さない。
③その状態で呼吸(鼻でゆっくり吸って、口から長く吐く)をしながらキープします。
◎ポイント
・呼吸はとにかくゆっくり。
・脇の下が閉まってる感覚を忘れない。
・腰は壁についたままで
今回も少し感じづらい内容になっていますが、続けることで実感できるようなりますので、是非チャレンジしてみてください。
【まとめ】
腰痛は、デスクワーク中心のビジネスパーソンにとって、職業病といっていいのかもしれません。長時間座っているとどうしても姿勢が崩れ、それによって体の軸がズレ、それが徐々に蓄積されて、体にダメージを与えます。カラダの中心である腰はどうしてもその影響をもろに受けることになります。日々、姿勢を意識したり、ズレを修正すれば、大事には至らないのですが、なかなかそうもいきません。今回のメソッドは、特にずれやすい骨盤を正常に戻すものです。シンプルで地味なムーブですが、反った骨盤をもとに戻すのに有効なトレーニングになっています。体幹トレーニングの一種といっていいかもしれません。ちょっと腰痛がきそうかな、という人は、毎日、ちょっとデスクを離れて習慣としてやれば、効果も出やすいと思います。
(続く)
⇒星氏のメルマガ 週刊「プレー&ワーカー」より転載
<星翔太>
1985年11月17日生まれ、31歳。東京都出身。Fリーグ・バルドラール浦安所属。暁星中学・高校を経て、早稲田大学に進学。在学中にサッカーからフットサルに転向し、現在に至る。スペイン1部リーグで2シーズンプレー経験があり、2012年6月から浦安に復帰。3シーズン連続でチームキャプテンに指名された。2016年からは、Fリーガーの傍ら、アスリートの働き方改革を目指し、エードットで会社員としても勤務。「プレイイングワーカー」として、ピッチとオフィスを往復する。