働き方

15年休まずメルマガを続ける極意

投稿日:2018年5月21日 / by

変人・安田の境目コラム

私が続けることが苦でないワケ

私はもう10年以上、同じジムに通い続けています。ポッドキャストは5年間、一度も休まずに続けています。ツイッターでは毎日、6年間、140文字ぴったりの「境目」をつぶやき、メールマガジンに至っては15年間、休まず、サボらず、書き続けています。


凄い努力家ですね、とよく言われます。「ええ、実は努力家なんですよ」と冗談で答えます。でも実は、楽なんですよね。私にとっての、一番楽な方法。ただ、それを続けているだけ。何故なら嫌いな事をしたくないから。

私は運動が嫌いです。なのに、どうしてジムへ行くのか。それは、極力運動をしないため。矛盾しているようですが、本当の話なのです。週に1回1時間だけ、ウエイト・トレーニングをする。それが最も少ない運動量で、体力と体型を維持する方法だから。

ツイッターも、メルマガも、ポッドキャストも、実は同じなのです。毎朝140文字つぶやくことは、毎朝満員電車に乗るよりも、ずっと楽。毎週メルマガを書くことは、一生懸命営業するよりも、ずっと楽。

いかにして楽をするか、嫌なことを避けるか

いかにして楽をするか。いかにして嫌なことを避けるか。いかにして好きな仕事を増やすか。それを考えた結果が、これなのです。

私は物事を深く考えるのが好きで、140文字ぴったりという無意味な制約を課す事も好きで、ゲリラな戦略を考える時が一番楽しい。朝から外出するのが嫌いで、営業することも嫌いで、残業することも嫌い。人と競争するのは死ぬほど嫌。

自分にとっては楽しく、苦にならないこと。でも人から見たら、努力に見えること。それをコツコツと、やり続けるのです。それが最も楽に成功する方法だから。

仕事とは辛いものだとか、好きなことでは稼げないとか、嫌な事を我慢するからお金が貰えるとか。一体誰が言い出したんでしょうね。私は全く信じていませんでしたけど。ひねくれた性格で、本当に良かったです。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda21965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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