働き方

上司のプライベート充実は本当に職場に活気をもたらすのか

投稿日:2018年9月17日 / by

お毒 夏も終わったわね。今年のサマーも仕事漬け。少し過ごしやすくなった気候がなんだかさみしく肌を刺激するわ。

へん0

編集部ニシ 仕事、仕事でご苦労様。でも、ワークライフバランスが良くないと、部下の支持率は低く、その人自身の仕事ぶりも低調という結果があるんです。リクルートマネジメントソリューションズが管理職の社外活動が及ぼす影響について調査しているのですが、それによると働くことに関する価値観、適応感、職場の心理的安全性の全ての項目でプライベートが充実している上司がそうでない上司を上回っているんです。特に、仕事へのやりがいや会社への満足感などの項目では大きな差がみらます。つまり、仕事人間はその仕事のぶりの一方で、職場における満足度は決して高くないんです。

お毒 そりゃそうよ。アタシだってもっと遊びたいけど、休んだら店がつぶれちゃうから仕方なく働いてんだから。ま、あたしは会社員じゃないからピンとは来ないけど。

猫田先生 いわゆる仕事人間がそうでない人間より満足度が低いというのは、日本らしい結果だろうな。あくまでも会社に時間を捧げているわけで、自分の満足は二の次ってのがザ・サラリーマンだからな。そういう人が出世するわけだから、調査結果は妥当だろう。

お毒 仕事はしてるけど、自己を犠牲にして「仕方なし」だからね。逆にいえば、プライベートが充実してるのに出世できてるんだから、そりゃ満足度も高くなるわよね。

編集部ニシ かつてならプライベートの充実は出世の足かせでしたが、昨今は状況も変わり、公私充実しているような人材の方が柔軟性や発想力があって評価される傾向も出てきているようです。働き方改革は何も枠組みの変革だけではありませんからね。

お毒 ただどうなのかしら…。別に趣味も何にもないつまらない人も結構いるわよ。そういう人は出世しにくくなるのかしら…。
毒舌家
猫田先生 出世はともかく、人生100年時代といわれる昨今、そんな無趣味で仕事ばかりの人間が長い人生を息切れせずに満喫できるかという懸念はあるよな。伴侶だって、そんな爺と一緒にいてもつまらんだろうし。その意味ではミドル以降の世代も今からでもいいから、何か新しいことにチャレンジしてみりゃいいんじゃないか。

編集部ニシ 職場で満足度を高めるために趣味を持つというのは本末転倒の気はしますが、いろいろなことに挑戦するのは老化防止にもいいですし、やらないよりはやった方がいいでしょうね。

猫田先生 釣りバカ日誌の浜ちゃんみたいに仕事:趣味の比率が1:99だと、いまのご時世、解雇必至だが、仕事にきちんとフィードバックできるなら、多少のどっぷりは許容してもらえるんじゃねぇか。nekodaBup

編集部ニシ 浜ちゃんは自社の社長の釣りの師匠として仕事人間だった社長の意識を改変させましたから特例でしょうね。最悪、いまならyoutuberという道もありますからね。浜ちゃんだって釣りチャンネルでも開設して、発信すれば結構いけるんじゃないですか。

お毒 アタシ、なんだか店を維持するために働くのがばかばかしくなってきっちゃたわ…。

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