働き方

働き方が変われば、新人の特徴の意義も変わる

投稿日:2017年3月24日 / by

新人の特徴ってひとくくりにするとかえってみえずらい

平成29年度の新入社員のタイプは「キャラクター捕獲ゲーム型」。公益財団法人日本生産性本部の「職業のあり方研究会」(座長:ライズコーポレーション株式会社 代表取締役 岩間 夏樹氏)が、毎年発表している新入社員の特徴をまとめ、先ごろ発表した。

同研究会の解説は次の通り。<キャラクター(就職先)は数多くあり、その捕獲(内定)も比較的容易。一方で、レアキャラ(優良企業)を捕まえるのは難しい。素早く捕獲するためにはネット・SNSを駆使して情報収集。スマホ片手に走り回らなければならない。必死になり過ぎて、うっかり危険地帯(ブラック企業)に入らぬよう注意も必要>。

話題のアイテムやトピックなどに絡めた、同研究会の描写はお見事だ。とはいえ、これまでは新技術系の特長と重ねわせていたことと比べると、ゲームに伴う行動で特徴づけられたことで、ややイメージしづらくなった感はある。

振り返れば、初めて行われた1973年は、「パンダ型」、翌年は「ムーミン型」と続き、その後も「使い捨てカイロ型」(1985年)、「テレフォンカード型」(1987年)、形態安定シャツ型(1999年)、最近では消せるボールペン型(2015年)、昨年のドローン型など、すぐにどんなタイプかイメージできる例えが多かった。「今年の新人君は形態安定シャツ型なんだってな」なんて、言葉から職場でコミュニケーションが生まれたりもした。

だがいまや、多様性の時代。年代による違いはもちろんあるものの、その中でも個性が尊重される。新人を十把一絡げに括ることにも無理がでつつある。こうしたレッテル貼りが、誤った思い込みをつくりだし、かえってコミュニケーションを妨げる可能性もある。

その意味では、今後、その年の就活の特長を、時流に合わせて描写するという形も面白いかもしれない。今回などまさに、「キャラクター捕獲ゲーム型」の就活だった、といわれれば分かりやすい。余計なお世話だが、この企画は続いて欲しいので、勝手に代案を示させていただいた。

(ノリスケ)

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