働き方

恐るべき人工知能の進化

投稿日:2016年5月16日 / by

沖縄奄美地方が梅雨入りしましたね。季節は確実に進んでいます。瓦版編集部のノリスケです。本州はこの時期が一番、気持ちのいいシーズン。なにをするにも最高です。あと半月以上はしっかり満喫したいものです。

さて、昨夜NHKスペシャルの人工知能特集をみました。「天使か悪魔か」。刺激的なタイトルでしたが、とても見ごたえがありました。番組は先日の囲碁における、人工知能と世界最強クラスの棋士との対戦を軸に進み、その凄さが浮き彫りになっていきました。

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囲碁の対戦では、戦前、人間が「まだ私に挑戦するには早い」とAIを見下すように豪語していましたが、一局目でいきなり顔色が変わります。想像もつかない手を繰り出された末に人工知能に完敗しました。2局目、3局目も敗退。4局目は人間が勝ちましたが、人工知能に誤作動があったそうです。

結局、1勝4敗で人工知能の圧勝。人工知能が、恐るべき実力をみせつけました。その他にも自動運転や画像解析によるがんの発見など、人間を上回る、スーパーな知能の一端が次々紹介されました。もはや、人間は太刀打ちできない――。そんな印象さえ受ける、人工知能の衝撃でした。

囲碁の対戦では、1敗の原因が誤作動だったことから「もしも医療の現場だったらどうするんだ」という厳しい質問が開発者に浴びせられていましたが、人間でも医療事故は起こるのですから、ハッキリ言って愚問です。開発者も軽くあしらっていました。

人工知能の唯一の欠点といえるのは感情がないこと。従って、突然暴走することも考えられます。正確には、制御機能が設定されていなければ、際限なく、突き進んでしまうということです。その点も、すでに研究が進められており、制御が可能になってきています。

人間の仕事を奪う悪魔なのか、人間を楽にしてくれる天使なのか…。気になるその答えは、もちろん後者です。しかし、人工知能は人間ではない、という絶対的事実があり、自律できるワケですから、予測不能のことは起こり得るということです。さらに、悪用すれば、とんでもない犯罪も可能でしょう。要するに、天使か悪魔か、のカギを握るのは、結局は人間なのです。

(ノリスケ)

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