
会議をなくせば会社が強くなる?
編集部便り
こんにちは、瓦版編集部のノリスケです。ゴールデンウィーク終わりましたね。いかがでしたか。リフレッシュできましたか? 私はとても満喫できました。最長では10連休だった人もいると思います。「しばらくリハビリだ」なんて人もいるかもしれませんが、気持ちはキチンと切替えましょう。ちなみに次の祝日は7月18日までありません…。
さて、長いお休みが終わりましたが、気が付けばもう2016年も4割以上が過ぎました。早いですね。時間密度を濃密にしないと、徒に時間を過ごしてしまうことになりかねません。なんて、思っていると、今週の日経ビジネスは「強い会社は会議がない」ときました。連休明けのきょうなどは、結構、会議が詰まっている会社も多いのではないでしょうか。ビクッとしますね。
真意はこういうことです。先の読めない時代に、たっぷりと時間をかけて準備して、何時間も会議をしても、マーケットがどうなるか分からない。そんなことに時間を費やしている時間があるなら、即断即決で「やってしまえ」、ということです。やってみて、反応をみて改善していく。要するに会議するのではなく、まず実行してPDCAを高速で回していこう、ということです。確かにその通りかもしれませんね。
なんでも、会議に費やされる時間は、日本の大企業で年間30万時間ともいわれています。この半分を削るだけでも、かなり創造的な発想が生まれそうです。無駄だ、不要だ、と断じるつもりは毛頭ありません。しかし、チャットやメールで共有すれば十分、ということに何時間も費やすのはどうかと思います。会議そのものが業務になっては、まさに本末転倒です。
ネット時代のいまなら、SNSで効率的に意見交換しながら、会議は各自が自分の頭の中ですれば、発展性があるかもしれません。誰が言って、誰がやった、だから責任はあの人、ということではなく、何をやってどうなった、次はこうしようというシンプルなサイクルをベースにすれば、本当にアウトプットすべきことが自ずと浮き上がってくると思います。分からないのだから、やって検証して、変えていく。研究と同じですね。
優れた発想はたいていひらめきです。同じ空間で多くの人がヒザを突き合わせても無難な意見は出ても、革新的な意見は出にくいでしょう。出たとしても反対派に潰されるだけです。じゃぁブレストにすればいいのかもしれませんが、時間の有効活用とは思えません。重要なことは、「会議」に対する考えを根本的に変えることにあると思います。そうすることで、どうすれば、時間を無駄にすることなく、斬新な発想が生まれるかに頭が向うことになると感じます。
(ノリスケ)