働き方

職場はどうすればいい仕事を創造する空間になるのか

投稿日:2016年8月2日 / by

編集部ブログ

職場ってなんだろう

職場とはなんでしょう? 仕事をする場所。それは確かです。しかし、それだけだと、テクノロジーが発達し、時間と場所にとらわずに働ける昨今では説明がつきません。こんには瓦版編集部のノリスケです。前職では、私の仕事場は行った場所でした。だからもともと毎日職場に通うというのは、どうもしっくりきません。

もしも職場に意義があるとすれば、そこに仲間がいることでしょう。辛い時や困った時に相談できる。これは強みといえるでしょう。ただ一方で、統制を取るためのルールもあり、何となく息苦しさもあります。それがあるから緊張が保てると考えれば、それも職場で働くある意味の効能といえるでしょう。

こんなことを考える機会はなかなかないのですが、先日、都内でまさに「働く場所」に着目し、職場を盛り上げるヒントを探るイベントが、リクルートキャリアとウチダシステムズの共同プロジェクトとして開催されました。職場に関し、独自の取り組みをする3社が登壇し、披露したお話はなかなか興味深いものでした。
energyoffice

ウチダシステムは、オフィス移転で、会社を強くするプロジェクトを実行。場所の転換というターニングポイントに、社員がオフィス創りにも参画。意識や行動の変革につなげました。仕事をする空間を自分たちでつくるという意識を持つことなどで、ベクトルの合った強い組織になったそうです。そのままサービスとして展開しているそうですから、説得力がありますね。

Rettyは、社内バーによるコミュニケーション活性化の話をしていました。ポイントは、定例のパーティーで中途入社の人にホストになってもらい距離感を縮める工夫をしている点。普段話す機会のない中途入社の人と社員が自然に距離を縮めるにはうってつけの仕組みですね。

リモートワークは職場が変幻自在の働き方

最後はリクルートホールディングス。こちらは一転して、今年1月から全社的にリモートワークを本格導入している企業。職場とは対照的な意味で興味深いお話でした。ハラ落ちしたのは、なぜ大々的にリモートワーク導入を決断したかという下り。それは、「働く人間の環境が激変しているのにそれを許容する会社の体制が整っていないから」というものでした。

具体的には、共働き従業員比率が増え 、従来の働き方では就労継続が困難になっている。ところが、労働時間が長いなど、その状況を阻害する要因が横たわっているということです。リクルートでは、場所の制約を取り除くことで、ワークスタイルの選択肢を柔軟かつ拡充し、働き続けることを可能にする体制作りに乗り出したのです。

職場かリモートか。今回、働く場所について対極の2事例が示されましたが、アンチ職場のワタシとしては、やる気が引き出される職場ならリアルがいい。でも、やっぱり、通勤は嫌だ、という思いが拮抗しました。この問題、結論をいえば、働く人にとって最適なものを自分で選択するのが一番。従って、さまざまな選択肢が用意されることがベターではないかと思いました。

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