
職場を健全にするポケモンGOの使い方
編集部便り
週末ランニングをしていると、すれ違うほとんどの人が歩きスマホでした。3人連れなら3人とも。間違いなく、ポケモンGOですね。こんにちはノリスケです。本当に社会現象になりましたね。ポケモンGO。
スゴイと思うのは2点。リアルを一瞬で非日常に変える。スマホを初めて最大限に活用した。
いつもの場所、空間が、ポケモンGOにかかると一瞬でモンスター生息地に変わる発想は、スゴ過ぎです。非日常性は、見慣れた場所であるほどインパクトがありますから、これ以上のものはありません。
スマホ最大化は、言うまでもないでしょう。ポケモンGOをするためにカメラ、GPS、アプリ、グラフィックス…その機能をフル稼働します。もちろんバッテリーもフル稼働。これまではネットかカメラか、ゲームかSNSでしたから、突然フル活用されて、スマホちゃんも喜んでいるのではないでしょうか。
ランニング中、「あ、モンスターがいる」と襲われないかと心配でしたが全くの杞憂でした。でも、すでに不法侵入や運転中ポケモンGOで検挙など、トラブルも急増しています。リアルと現実の間でさまようと、人の注意力は大きく下がってしまいますから、本当に危険です。
せめて、ウエアラブル端末にして欲しいところですが、そうなると没入し過ぎてリアルに戻ってこれなくなるかもしれませんね。そもそも、誰もが持っているスマホを利用端末にしたことが、この現象を呼び込んだわけですしね。それにしても一夜にして、こんなことになるなんて、ビジネスチャンスはまだまだいくらでもあるということですね。
ビジネス以外にもいろいろ活用できそうです。例えば職場なら、モンスター出現時間を限定して、遅刻防止に活用。上司とのコミュニケーション不全なら、上司の席付近にモンスターを出現させ、接点を創りだす…。馬鹿げているようですが、きっかけさえあれば職場の課題なんて拍子抜けするほど簡単に解決するものです。
ただ、これはあくまで、誰もがポケモンGOに夢中なら、という前提です。私は変人なのか、ポケモンGOに全く興味がありません。だから、関連のあらゆる仕掛けにも乗ることはないでしょう。バーチャルより、リアル。私には幽霊も妖怪もバーチャルもみえないんです。
(ノリスケ)