
職場での義理チョコ配布は必要なのか【働き方白書】
職場での義理チョコ事情を調査
バレンタインデーが近づいてきた。職場でのやり取りも、もはや慣例のようになっている企業も少なくない。瓦版働き方白書では今回、職場におけるバレンタインデーの義理チョコについて調査した。対象は、瓦版ユーザー194人(男性61人、女性133人)。
まず、義理チョコを配るのかどうか。なんと50%が誰にも配らないと回答した。義理チョコを廃止する企業もあるというが、2人1人が配らないというのは多い印象だ。ちなみに、回答者の年代は、10代(21%)、20代(41%)を合せ、62%。このことが多少影響している可能性はある。
そもそも、もらう側は義理チョコをもらってうれしいのか。「嬉しい」の回答が過半数を占め(51%)、さらに「お返し不要なら嬉しい」(26%)と併せると4人に3人以上が歓迎の意を示した。義理であっても、やはり嬉しい、ということのようだ。
職場で義理チョコが果たす役割とは
一方で、「もらっても嬉しくない」と回答した人の多くは「お返しが面倒」とその理由をあげている。このことから、嬉しいか否かはともかく、もらったら返さなければいけない。それなら最初から渡さないでくれ、というドライな心理が浮かび上がる。
こうした状況を象徴するような職場での義理チョコ配布習慣についての調査結果もでている。「やりたい人だけがやればいい」が、79%(153人)。賛成18人、反対23人を大きく引き離した。本命チョコでない以上、本来のバレンタインの趣旨からも離れており、ある意味では現実的な回答といえるだろう。
それでも、職場の人間関係への影響については、「どちらかというと良い」と「良い」を合わせ38%でトップ。「普通」も35%で、職場の潤滑油としては、義理チョコもそれなりの役割はあるいえそうだ。