企業風土

若手社員の3人に1人以上が「倍返し」願望

投稿日:2013年9月10日 / by

倍返し願望4割3人に1人以上が「倍返し」願望――ベストチーム・オブ・ザ・イヤー実行委員会(委員長:おちまさと、以下:実行委員会)は2013年9月10日、企業内のチームワークに関する調査の第7弾として、全国の会社員(24~33歳)男女200人を対象に、「職場のチームに関する調査」を実施した。

若手ビジネスマンは、職場の「チーム」に対してどのように思っているのか。いま最も旬な、上司に対する「倍返し」については、「したいと思ったことがある」との回答が38%だった。3人に1人以上が、半沢直樹のように上司をバッサリと叩きのめす願望を持っている計算だ。ある意味、恐ろしい結果といえる。

半沢はバブル末期入社の設定で40歳を超えている設定だが、若手の世代でも同様に憎らしい上司に対する強烈な反骨芯を抱いているという結果であり、草食で物わかりのいい世代の印象とは裏腹に、内には熱く煮えたぎるものを持っているということでもあろう。38%という数字は、チームなら2人近くがそうした人間がいることにもなり、悪気はなくても上司は一度胸に手を当ててみた方がいいのかもしれない…。

「今後チームリーダーになりたいか」に対しては、「なりたい」が30.8%。倍返ししたい上司が4割近くいることと合わせると、チームに対する不満が根深い印象を受ける結果ともとれる。その一方で、現在の所属チームに「満足している」との回答が、61.5%となっており、アンケートながら本音と建前が交錯している不健全な様子がにじみ出る。

その上で、不満の理由についてトップ3が「コミュニケーションが円滑でない」、「仕事のやり方等が効率的でない」、「役割分担がうまくされていない」となっている。このことから、チームとしてのコミュニケーションの欠落が、メンバーの不満を生み出し、結果的に非効率となる悪循環を生んでいることが分かる。

こうした結果を踏まえ、実行委員は「リーダーになりたくない回答が7割もいたことは多いという印象。理想とするリーダーが身近にいないともとれる。また、女性のリーダー志望の低さも気になる。不満要素については現在のリーダーがこの3点ができているかどうかのチェック項目となる。現在リーダーの立場にある人は、コミュニケーション、役割分担、効率性に加え、理不尽なことをしていないか、部下をフォローしているか、なども今一度見直してほしい」と考察している。

読み物コンテンツ

働き方白書について
仕事相談室について
極楽仕事術について
三者三様について
戦略的転職について
用語集について