
店舗契約社員約1,100名全員を対象に、基本給のベースアップを実施/ファンケル
株式会社ファンケル(本社:横浜市中区、代表取締役社長執行役員:成松義文)は、2013年度より、全国47都道府県に展開している店舗の契約社員約1,100名全員を対象に、基本給のベースアップを実施することを発表した。
ベースアップ額は、月額で最大20,000円。職位に応じて変動する。平均月額は、17,322円。これにより、同社店舗契約社員の年収が平均9.6%アップする見込み。
理由について同社では「創業の原点である『お客様視点』の徹底を強力に推し進め、お客様との強固な絆を築き上げることが最重要テーマ。 そこで、4月からスタートする新体制のもと、お客様視点の徹底を推し進めるためには、お客様と直に接し、ファンケルブランドを体現する店舗スタッフが、誇りを持って働ける環境を整えることが必要であると考えた」としている。
給与増については、ローソンやメガネチェーンのジェイアイエヌなどがいち早く宣言していていたが、一時金が対象。基本給のアップはセブン&アイ・ホールディングが、労組間での合意を発表している。
企業の賃上げに関しては、安倍晋三首相が、経団連などに対し、業績がアップしている企業に対し、要望を出していた。来週大詰めを迎える春闘の成り行きにも注目が集まる。