企業風土

テレワークにフラストレーションがたまっています

投稿日:2015年5月19日 / by

~仕事・働き方のエキスパートがズバリお応えします~

<質問>

「テレワークの指示が少なすぎて途中経過がみえづらいです」

テレワークで仕事をしています。指示を受けて、その業務を行い、完成したら納品するという流れです。納品後、特に連絡がなく、しびれを切らして連絡すると「問題ありません」とのお返事。いつもこんな感じで、最終的に「終了です」との連絡で、完結します。こんなものなのでしょうが、正直、途中経過がよく見えないので、何となくフラストレーションがたまります。こういうものと割り切るべきなのか、もう少し連絡を密にするようお願いすべきか迷っています。(37歳:フリーランス)
teleworkhowto

【回答】

「感じていることを担当の方へ正直に伝えてみましょう」

テレワークを実施している企業、クラウドソーシング事業を提供している企業の場合、数百を越えるテレワーカー、フリーランサーを一人の担当者が管理していることが多く、一人ひとりをフォローしきれないという構造的な事情があります。

さらに、その担当者自身も、依頼主が定めた納期に合わせてプロジェクトを進めなくてはいけないプレッシャーを背負っているため、どうしてもクライアントファーストの行動を取ってしまいがちです。まずは、そうした状況を念頭に置いておくといいかもしれません。

ただし、テレワークに限らず、仕事は相互の信頼関係で成り立つものと考えております。いくらそうした事情があるとはいっても、プロとしてはそれでいいわけがありません。担当者の事情を考慮しつつも、正直にあなたの考えを伝えてみてもいいかもしれません。

その際、あなたの要望ばかりを押し通しても良い結果は望めないでしょう。ですから、相互に気持ちよく仕事を進めることができるよう提案してみましょう。

もし、担当者がテレワーカーを軽視している、あるいは、ただの労働力としか考えていないような姿勢であれば、長期的に見てあなたにとってマイナスです。あなたの仕事の価値を正当に評価してもらえる環境を探すことをおすすめします。

大手のクラウドソーシング業者(クラウドワークスやランサーズなど)では、WEBシステム上で業務プロセスを可視化して、クライアント側もワーカー側も安心して仕事ができる仕組みが整っていますし、視野を広げて、あなたにとって最適な働き方を探してみましょう。いまはテレワークもそれくらい市場が広がり、選択肢も増えてきています。


宮嵜氏【回答者プロフィール】宮嵜幸志 株式会社YOSCA代表取締役

フリーライターの育成、マネジメント及び、WEBライティング事業を提供。オフィスを持たず、リモートワーキングという新しい働き方を推進している。 ホームページ:http://yosca.jp/
フリーライターのよりどころ Blog:http://yoridokoro.biz/blog/

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