企業風土

隣の人事制度Vol.4
【三行提報制度】

投稿日:2013年11月25日 / by

worldwide_buisiness【採用企業】株式会社サトー
【類型】多様性
【キーワード】モチベーション、報告、連絡

誰でもトップへアイディアを報告できる制度

【内容】社員が現場で得た情報やアイディアを127文字以内、3行以内で経営者に向けて提出する制度。勤務年数や役職などを気にすることなく、社員全員が直接経営者に伝えることができる。この提報は経営トップの意思決定に役立っているだけでなく、社員一人一人が経営に関わっていることを意識することも目的としている。

☆ポイント

まずすごいのが、35年以上前から続けられている継続性。こうした制度は、マンネリ化やネタ切りなど、形骸化しがちだが、しっかりキープされている時点で会社の安泰度が推し量れる。127文字という文字数制限がうまく作用しているのかもしれない。会社員であれば、ただ働くだけではなく、自分が携わっている仕事に対してのプライドを持ったり、自分が会社で働いていることの意味を考えたりするもの。提案が採用され、「昼休みフレックス制」、「非禁煙手当支給」が導入されていることも継続性の高さを後押ししているのだろう。小さなことでも自分の意見が直接経営に取り入れられれば、社員の仕事に対する意識も変わるし、企業にもリターンがある。実効性のある制度の見本のようである。

制度採点<採点:5点満点>

・多様性:4点

・将来性:3点

・斬新制:2点

・継続性:5点

・柔軟性:4点

※あくまで制度にフォーカスしたものであり、その後の導入企業の動向は考慮しておりません。

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