企業風土

人事関連で2014年に最も評価されたのはアノ企業のアノ取り組み

投稿日:2014年11月18日 / by

「HRアワード2014」の表彰式が2014年11月18日、都内で開催された。人事キーパーソンのためのポータルサイト『日本の人事部』(運営:株式会社アイ・キュー)による、日本最大の人事業界イベント「HRカンファレンス2014-秋-」(~20日)会場内で実施された。

HRアワード2014年表彰者

各賞を受賞者が勢ぞろい

同アワードは、企業の人事部や採用・育成ビジネス、人事サービスを展開する企業など、人・組織関連で功績のある方々を表彰。約70,000人の「日本の人事部」会員による投票結果をもとに、5人のエキスパートから構成される選考委員会の承認を経て各賞を決定する。

3回目となる今回は、過去約2年間の活動を対象に、61のノミネートから「企業人事部門」、「書籍部門」、「プロフェッショナル部門」の3部門での表彰が行われた。

HRアワード2014受賞者一覧

HRアワード2014受賞者一覧

企業人事部門では、朝型勤務制度を導入し、多残業体質からの脱却に乗り組んだ「伊藤忠商事」が選出された。優秀賞は、異業種社員チームによる、北海道・美瑛町の「地域課題解決プロジェクト」と先進的な仕事と育児の両立支援に関する取組を行う「」花王」、全員人部化計画の面白法人カヤックが選ばれた。

企業部門個人の部では、ヤフー株式会社執行役員ピープル・デベロップメント統括本部長の本間浩輔氏が選出された。

プロフェッショナル部門では、雇用・採用部門で「キャリア大学」、情報サービス部門でデロイト トーマツコンサルティング、教育・研修部門で青山学院大学、人事労務管理部門で日本マイクロソフトが最優秀賞に選ばれた。

書籍部門では、博報堂で実践する新入社員のOJTをまとめた「『自分ごと』だと人は育つ」(博報堂大学著:日本経済新聞出版社)が最優秀賞に選出された。

選考委員長で神戸大学大学院経営学研究科教授の金井壽宏氏は「企業は人で成り立っている。そのエキスパートである人事は重要な会合などにも顔を出してもいい役割を担っている。つまり戦略にもつながる部門でもあるということ。これからも人事がストラテジックパートナーとして活躍できることを期待しています」とアワードを総括した。

なお、同時開催の「HRカンファレンス2014-秋-」では、講演やパネルセッションのほか、ワークショップやランチ・ミーティングなど、さまざまなスタイルにより、最新の調査結果や企業事例を紹介。また、業界や企業規模などを飛び越え、さまざまな交流の場を用意。講演だけではなく、参加者同士による交流や情報交換も可能となっている。

 

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