企業風土

WEB業界で危惧すること(後編)

投稿日:2014年4月2日 / by
今後WEBデザイナーはどうすべきなのか(平城氏撮影)

今後WEBデザイナーはどうすべきなのか(平城氏撮影)

これからのWEBデザイナーがすべきこと

では、これからのWebデザイナーの方々はどうすれば良いのか。その答えは、

『あなた自身が、ツールやテンプレートを使いこなせば良い』のです。

ツールやテンプレートを使うメリットは、素人でもある程度のものが作れてしまうという点。

ところが、ちょっとカスタマイズしたい場合には、知識の無い素人では全く手が出ないのです。

プロのデザイナーがツールやテンプレートを駆使すれば、従来の制作方法よりかなりコストを抑えられ、かつスピードも早くなります。

数字を例にして考えましょう。

1)50万円のホームページ×1サイト(全部手作り)

2)10万円のホームページ×5サイト(ツールやテンプレートを駆使)

売上はどちらも同じですが、多くの場合営業のしやすさ、作業効率でいうと、圧倒的に2)が優勢でしょう。

じっくり考えれば明確になる答え

もちろん、1)のように、1ページづつ手間暇かけて作っていく、ブランド物のハンド・メイド的な形が求められる場合もありますが、それはアップルやナイキなどの超大手企業で、『デザイン性』『クリエイティビティ』を求められる場合のみで、これらはWeb業界全体の1%以下だと思うのです。

実際、あなたの顧客にアップルやナイキなどの超大手企業がいるでしょうか?ということなのです。

運良く今日の記事を読まれた方は、この点について一度じっくりと考えてみてください。

この点に気がついて、いち早く自分の仕事採り入れた方、また、既に採り入れられている方が、今後の『勝ち組』となっていくでしょうね。これが、ビジネスが上手な人です。

また、こういったやり方を積極的に活用していくデザイナーが増えてくれば、発注する側としてもどんどん発注しやすくなり、日本経済もより活性化するでしょう。

<追伸>

『私は自分のやり方を変えなくていいや』と思われている方は、時代に取り残されていくことになります。自分がやらなくても、誰かがやりますからね。

<追伸2>

この記事は、日本のWeb産業に少しでも関わる者として、将来を危惧する思いから、書かせて頂きました。

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