企業風土

ほぼ最速の2016年3月卒生の就職人気ランキング

投稿日:2015年4月17日 / by
学情調べ

学情調べ

(株)学情(本社:大阪市北区 代表取締役社長:中井清和)が就職希望企業のランキングをまとめ、このほど、その結果を発表。全国の2016年3月卒業・修了予定の大学生・大学院生1万2,808人を対象にアンケートを実施した。

2016年卒の学生の就職人気企業は、トップ3がANA、伊藤忠商事、オリエンタルランドとなった。上下はあるが、トップ10の顔ぶれは、概ね常連といっていい企業が並んだ。

その中で、今年躍進が目立ったのは、総合商社。2位の伊藤忠商事は5位から、9位の丸紅は16位からのランクアップ。豊田通商も108位から34位、兼松は366位から178位と大きく順位を上げている。グローバル時代に活躍のフィールドが広がりそうな業種だけに、学生の堅実さが反映された結果といえる。

都銀も順位を上げた。三菱東京UFJ銀行が5位、三井住友銀行が10位とトップ10に二行がランクイン。先行き不透明な景気情勢の中で、安定感のある業種が注目されている印象だ。

一方で順位を落としたのが、サービス業界や放送業界。不況の影響を受けやすいこともアリ、学生からも敬遠されたようだ。

同社では今年のランキングについて「景気の浮揚感を受け、学生からすると華やかな業界がランキング上位を占めた昨年から一転し、総合商社や各種メーカー、銀行など堅実なビジネスを展開する業界がランクアップしたことが今年の特徴と言えよう。特に縮小傾向にある日本の市場にとどまらず、海外でシェアを広げる企業が票を得る結果となった」と分析している。

学生にとっては、景気動向とそれに比例した企業業績が企業選びの大きな指標の一つになるが、あくまで現時点での状況に過ぎない。いまの時世で、景気の先行きを予測するのは困難だが、少なくとも10年前、20年前の人気ランキングと当時の景気動向をすり合わせつつ、現状をみて、企業を選びをするくらいでないと、3年後に残念な結果なりかねないだろう。

 

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