2013夏のボーナス満足度は？

（株）ライフメディア（東京都世田谷区、代表取締役社長　宮澤 徹）は、2013年夏のボーナスに関する調査を実施。2013年7月5日、その結果を公開した。

「1年前と比較して景気の変化を感じるか」との質問に対し、72%が「変化はない」と回答。13%が「景気の回復傾向を感じる」と答えた。一方で「景気の後退傾向を感じる」と回答した人が15%おり、全体的に景気の上向きは感じられていない傾向がうかがえた。

今夏のボーナスの支給状況を尋ねたところ、「支給された」もしくは「支給される予定」と答えたのは60%だった。
ボーナスが支給された人に、その満足度を尋ねたところ、「非常に満足」もしくは「満足」と答えた人は18%にとどまった。30%は「不満足」、「非常に不満足」と回答しており、ここでも景気の上向きを感じることができない結果となった。

今年の夏のボーナスの満足度を教えてください。※単一回答/夏のボーナスが「支給された」人(n=196人)

では、ボーナスが支給された人は、昨夏のボーナスと比較してどうだったのか。「増えた」人は28%程度だった。女性の半数は「変わらない」と回答したが、男性の36%は「減った」と回答している。

その使い道については、63%が「預貯金」と回答。続いて、「生活費の補てん」、「ローンの返済」と続いた。その内で預貯金にまわす割合を尋ねたところ、15%が「100%」と回答した。

ボーナスの使い道で「投資・資産運用」と回答した人に、その内容を尋ねると、59%が「国内株式」、38%が「投資信託」と回答した。

アベノミクス効果で景気の高揚ムードが漂ったかにみえていたが、ボーナス支給においては、その効果は薄いようだ。今後は物価上昇、消費税増税なども控えており、満足のいく所得増加でもない限り、消費者の堅実路線は当面続きそうだ。

【調査方法】株式会社ライフメディアが運営する『ライフメディア』(http://lifemedia.jp/)にてインターネットリサーチを実施。
調査期間：2013年6月19日から6月21日
有効回答：1200サンプル
調査対象：20代から50代の会社員の男女