企業風土

厚労省の退職強要問題調査結果はシロ

投稿日:2013年1月30日 / by

おっちょこちょい伝衛門 出ましたっ。結果はシロ、でやんした。

お毒 なによ、一体、何がシロだったのよ。腸に見つかったポリープの検査で問題がなかったのかしら。

伝衛門 違いますよっ。厚労省が、退職強要に関する「追い出し部屋」の存在について調査に乗り出す、って言ってた件ですよ。29日に「違法な退職強要はなかった」って発表したんっす。

お毒 そういうに決まってるじゃないの、バカネェ。大企業が違法行為を認めるはずなんてありません。どうせ、適当に事実を都合よく捻じ曲げて発表してんのよ。

猫田先生 厚労省が発表した資料によると「他の業務に従事していた労働者を配置転換し、充てている」とし、「国内雇用維持のため、内製化のための組織を設けた」、「技術の進化に伴う、研修組織を新設」などの部署の存在は明かしている。もちろん「追い出し部屋」とは認めていないが、「業務量が少なく待機することもある」、「業務が以前より軽易である」としており、事実上の「追い出し部屋」であることは明かだな。

毒舌家

お毒 こんなことがあるから、大企業は希望退職の時にたっぷりとお金を積むのよ。それでもやめない人たちは、こうやって“追い出し部屋”へお送られるわけ。皮肉なんもので、優秀な人ほどこういう時に辞めちゃうのよね。自業自得とはいわないけど、企業側からすればいらないから退職者をわざわざ募集したんだから、居座られたら確かに処遇には困るわよね。

物知り

猫田先生 厚労省は「追い出し部屋」の存在はなかったと報告したが、その根拠の一つとして「窓や空調のない部屋に多人数を詰め込む、外部との接触を禁じる等の事例は確認されなかった」としている。辞めてもらいたいにしてもさすがに刑務所みたいな部屋へ押し込むことまではせんだろう。でも、案外、それに近い環境だったとは思うね。

伝衛門 おいらの知り合いの会社じゃ、やめさせたい社員に専用部屋を用意。その部屋はなんとその人一人だけで、机は窓のない壁にぴたっとくっつけられ、毎日壁ばかり見る状態だったそうですぜ。

お毒 窓際じゃなくって、壁際族ってわけね。それはきついわね。アタシなら壁に好きなオトコの写真をべったり貼っておくわ。それで10年は耐えられるわ、ウフフフッ。

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