企業風土

オフィスのおやつにチョコがベターな3つの根拠

投稿日:2015年1月22日 / by

おやつの定番が秘める驚きの健康効果

カカオポリフェール含有量が多く当分の少ないチョコを選ぶのがポイント

カカオポリフェール含有量が多く糖分の少ないチョコを選ぶのがポイント

仕事で疲れたときにちょっとした息抜きに口にする機会も多いチョコレート。一方で、カロリーが気になって、我慢しているビジネスパーソンも少なくないだろう。だが、チョコレートは、働く人にとって、非常にすぐれたおやつであることが分かりつつある。

最近の研究では、チョコレート摂取により、血圧が低下する。善玉のHDLコレステロールが上昇する。さらに摂取しても体重・BMIは増加しないことが、分かっている。

大規模研究で実証

この素晴らしい実験結果は、愛知県蒲郡市と(株)明治、愛知学院大学の産学官共同の研究によるもの。対象は45歳~69歳までの347人(男性123人、女性224人)。実験には明治の「チョコレート効果CACAO72%」を使用し、毎日25グラム食べ、4週間継続して血圧と脂質、糖代謝を調べた。

チョコの研究成果を披露する大澤教授

チョコの研究成果を披露する大澤教授

「カカオポリフェノールに関する研究は海外でいくつか行われていますが、アジア系人種において、チョコレートの大規模調査は今回の蒲郡が世界初。その意義は、欧米人にだけ認められていたチョコレートの健康効果が日本人に対しても認められたことにある」と実験に携わった愛知学院大学心身科学部長の大澤俊彦教授は興奮ぎみに解説した。

注目すべきは、高血圧群で大きく血圧が下がり、正常血圧の人は変化が小さかった点。血圧は、単に下がればいいワケではないからだ。さらに海外の研究では、摂取量100g、約500キロカロリーのチョコを摂取しているが、それでは体重増は避けられない。その点、蒲郡の実験では、1日25グラムで結果が出ており、より現実的で、生活習慣にも取り入れ安いことが裏付けれれているといえる。

ビジネスパーソンのストレス解消フードとして重宝

同じ研究グループが、どんな時にチョコレートを食べたい時についての意識調査も行っている。それによると、トップ5は「疲れを感じたとき」、「小腹がすいた時」、「リフレッシュしたい時」、「ストレスがたまっているとき」、「イライラした時」となっており、ビジネスパーソンの“リセット食”として、重宝されている印象が強い。

血圧が下がり、体重も増えず、気持ちをリセットできる。これ以上ないオフィス用おやつといえるチョコレート。注意点を上げるとすれば、カカオポリフェノールたっぷりのもので、糖分が少なめのものを選ばないと、健康効果は期待できても体重増リスクがあることだ。ダイエットを気にせず、チョコレートを堂々と食べられることを考えれば、その程度の条件は全然大したことはないだろう。

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