働き方

2人一人が転職理由を偽装。口に出せない「本当の理由」とは

ミドル世代の転職理由の本音と建前

人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン(株)(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営するミドル世代のための転職サイト『ミドルの転職』上で、サイトを利用している
転職コンサルタントを対象に「転職理由の本音と建前」についてアンケートを実施。118名から回答を得て、その内容を公開した。

退職理由アンケート「2人に1人の転職者は、本当の理由を企業に伝えていない」。アンケートに回答した多数の転職コンサルタントが転職者の実状を暴露した。当然といえば当然だろう。立つ鳥跡を濁さずではないが、その理由がどうであれ、辞める時くらいはお互いに気持ちよくいたいからだ。

では、偽装した転職理由はどんなものなのか。建前は「仕事の領域を広げたい」。これは、企業にとっては慰留しづらく、転職者にとってもトゲがなく、無難な理由といえる。いってしまえば大人の社会人として模範回答といえるだろう。

仕事の領域を広げたいといいながら…

本音はどうなのか。「報酬をあげたい」(57%)。これが最も多い理由だった。企業にとっては、上げれば慰留の余地がある回答である一方で、転職者にとっては待遇の不満を打ち明けることになり、互いに気まずいムードになりかねない…。ノド元まで出ていても、いってしまうとなにかと面倒になる地雷ワードといえるだろう。

退職理由。本音と建て前

「なぜ本音を言ってくれないんだ」。とりわけ企業側にすれば、そうした思いが強いかもしれない。だが、冷静に考えれば大人の社会人マナー以前に、すでに転職者の気持ちが会社から離れてしまっている。そうした事実に目を向けるべきだろう。本音を言いづらい環境、社風。それが全てでないにしても退職要素の一つになっているということだ。

ちなみに本当の転職理由の2位は、同率で「職場の人間関係が合わない」、「評価に納得できない」、「上司と合わない」(いずれも48%)となっている。やはり、組織としての在り方に不満を抱えていることが、退職のトリガーとなっている。離職率が高い企業は、その引き留め策に頭を悩ませているだろうが、辞めさせないことに目を向けるのでなく、働き続けたい職場づくりに知恵を働かせるのが先決といえそうだ。

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