戦略的転職のススメ
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「一億総活躍社会の実現」が叫ばれている。背景には少子高齢化による、労働人口の減少がある。減るならみんなでカバーしよう。それが、狙いだ。より奮起が期待されるのが、女性やシニア層。まだまだ働ける、頑張ろう。働きやすい環境も整えますよ、と政府は子育て女性やシニアが働き続けやすくなる制度などを拡充している。
だが、この動きには落とし穴がある。人手不足の解消にはつながっても、優秀な人材の絶対数は変わらないということだ。子育てで一度職場を離れた女性やセミリタイア状態のシニアに優秀な人材もいないわけではないが、そうした人材に期待されているのは、不足がちな人材の穴を埋める即戦力として役割だ。組織をけん引し、変革をもたらす、リーダー予備軍としての人材は、各社が欲しくても採れない状況なのだ。
産業構造の変化で、斜陽産業から隆盛産業への人材流入は激化している。同時にパイの限られた優秀な人材の奪い合いも激化している。厳しい人材獲得競争を勝ち抜けなければ、会社の未来はない。いま、企業は、激しい企業サバイバルに勝ち残るために、優秀な人材を獲得すべく、企業ビジョンの練り直しも含めた、より踏み込んだ、戦略立案が強く求められている――。