働き方

日経新聞を毎日4時間×3年読み続けて分かった事実

投稿日:2017年2月13日 / by 瓦版編集部

なぜ3年間毎日4時間かけて日経新聞を熟読したのか

あれは30代後半くらいでしょうか。当時の私は毎日、4時間くらいかけて日経新聞を読んでいました。よっぽど暇だったのだな、と思われそうです。でも、当時の私は、あまりにも無知だったのです。経済のことも、政治のことも、株のことも、マーケットのことも、海外のことも、何も知らない。社長として、これではいけない、と思ったわけです。勉強しよう。そう決意しました。そして日経新聞を、真剣に読み始めたわけです。

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なぜ4時間もかかるのか。そう疑問に思う人は、きっと真剣に読んでいないのです。ただ情報を眺めているだけ。それではいかん!と思ったわけです。

まず、日経新聞を読み始めても、記事の内容が理解できません。当たり前ですよね。だって、過去の記事も、業界のことも、何にも知らないわけですから。分からなければ、立ち止まる。過去の記事を調べる。周りの記事を読んで、記事と記事を繋げる。そうやって真剣に読んでいると、4時間なんてあっという間なのです。

毎日4時間の新聞タイム。私はそれを、かれこれ3年間続けました。そしてどうなったか。書いてあることを、ほぼ理解出来るようになったのです。なぜこんな記事が出たのか。なぜこのタイミングなのか。次はどのような記事が予想されるのか。

ストーリーが見えれば、理解度はぐっと上がります。見出しを見ただけで、何が言いたいのか、何がどのようになっているのか、大体分かる。分からない部分だけ真剣に読む。すると、その先も見えてきます。

日経が読めるようになって、私が至った衝撃の結論とは

日経新聞が読めるようになって、つまりは世の中の動きが見えるようになって、私が至った結論。怒られるかもしれませんが、言います。

それは、日経新聞には、何も載っていないということ。当たり前の話なのですが、そこにあるのは過去の出来事だけです。何かの発明や、新しい法律や、海外の出来事も、新聞に載った時にはもう遅い。ビジネスのヒントにはならないのです。

いくら新聞を読んでも、そこには答えが書かれていない。これはビジネス書でも同じだと思います。答えは自分で考えるしかない。それが分かってから、私は一切新聞を読まなくなりました。

今はヤフーニュースのタイトルを眺めるだけ。それさえやっていれば、流れが見えてきます。流れが見えたら、流れの先を自分の頭で考える。答えを先に考えておけば、仕事は格段に早くなるのです。今は新聞もビジネス書も読みません。でも流れを掴むという意味で、あの3年間は決して無駄ではなかったのです。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda21965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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