働き方

日本人はなぜ休むのが下手なのか…

投稿日:2017年7月25日 / by

進む休み方改革の最前線

今年は「働き方改革」への関心が高まっています。流行語として「働き方改革」がランクインするのではないか…と思っているところですが、「休み方改革」も企業の中で着々と進んできているようです。

日経新聞に、こんな事例が紹介されています。
http://www.nikkei.com/article/DGXKASDZ07I8S_Z00C17A7MM8000/

内容はこんな感じです。

セブン&アイ・HDでは、部署ごとに一斉休暇を取る仕組みを導入。住友林業では、支店・営業店で、顧客への営業をしない日「定休日」を週2日に加え、年4日設定。

また、日本航空では「テレワーク」と組み合わせて、外出先から「仕事」が出来るようにした「ワーケーション」を導入。有給休暇と組み合わ、海外旅行をしながら勤務する…なんて、過去から見たら夢のような使い方も出来るといいます。

それ以外にも、三越伊勢丹HDも、2018年から、主要店舗で正月三が日を休むことを検討していたり、「休み方」とは少し違う面もありますが、ヤマト運輸が、昼間の時間帯の時間指定を廃止したこと等、今年に入って、従来の働き方・休み方が変革して来ていることを実感しています。

店舗などがある業界では、一斉休業のほうがやりやすいのだろうと思います。

日本は「一斉にコトを起こすことが普及に繋がる」というお国柄の部分もあるので、考え方としては有りだろうと思います。

働き方改革は生き方とセットで考えないとうまくいかない

一方で、有給休暇ですが、日本では20日付与されても、有給消化率は、半分の50%(10日)。

ちなみに、ブラジル、フランス、スペインでは、日本よりも多く付与(30日)されていますが、なんと取得率は100%です。欧米では、取得率は軒並み80%を超えています。

従業員の権利としての「休暇」と、付与という恩典としての「休暇」。日本と他国の『休暇の考え方の差』が如実に現れていますね。

有給休暇が使われないから…日本の「祝日・休日」がたくさん増えてきたのは、こういったお国柄を踏まえて、苦肉の策…なんて考えてしまいますが、実態はどうなのでしょう(笑)

国が休め、企業が休め言うから休むとか、そんなことは国や企業から言われたくないだとか。色んな意見があるなぁと思います。

ただ、私は、そういうレベルでの議論でなく、「生き方をどうするのか」という議論の中で、働き方や休み方を議論していきたいなぁと思っています。

「働き方改革」の裏面の『休み方改革」。それから「生き方改革」。どれも、同時に進めていかないと、やらされ感ばかり募ってしまう。

こうしたことは、他から言われるのではなく、自ら進んで考えていきたい。そうでなければ、なかなか解決に向かいづらい課題だと思います。
⇒ハピネスマイル 代表 尾形 和昭 公式ブログより転載


【プロフィール】尾形和昭 Ogata Kazuaki ハピネスマイル合同会社 代表 NPO法人ファザーリング・ジャパン「男の100年ライフ」プロジェクト リーダー。1972年1月生、広島県三原市出身。住友金属工業に入社し、IT部門で開発、営業等、数多くの業務に従事。1999年に労働組合の立ち上げメンバーとなり、旗揚げ。その後、働きがいのある職場づくりの研究を担当。以来、仲間とともに、職場・グループ会社での働き方改革を実践し、事務局長、副委員長や、グループでの事務局次長、執行委員長を歴任する。その間、出向・転籍・会社の株主変更等も経験、1,800名の労働組合トップ、50,000 名超のグループ労組事務局での経験や体験談を踏まえ、働き方改革を世の中で推進していくため、2016年ハピネスマイル合同会社を立ち上げる。「ワーク・ライフ・シナジー」「イクボス」「働き方改革」の重要性を、多くの人に伝えるために、企業や、労働組合、自治体などを中心に講演、執筆を中心に活動をしている。

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