働き方

ダブルインカム

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ダブルインカムとは、「1つの世帯に対して2つの収入源(インカム)がある」という意味だ。夫婦共働きの家庭がダブルインカムに該当する。こうした夫婦のうち、意識的に子供をつくらない夫婦、または価値感をDINKS(ダブルインカムノーキッズ)と呼ぶ。ちなみに、1つの収入源しか持たない世帯のことはシングルインカムという。

一人暮らしでもダブルインカムは可能

共働きでなく、単身世帯の場合でも本業の他に副業やサイドビジネスを行っている場合はダブルインカムに該当する。休日を利用する趣味で、ちょっとした収入を得ている人や、アフェリエイトや印税のような不労所得を持っている人など、その種類はさまざまだ。副業が順調で、本業以上の収入を得てしまい、結果的にどちらが本業か解らなくなるというのもよく聞く話である。

ダブルインカムのメリット

当たり前だが、収入が増えるという点に関しては揺るぎないメリットだ。共働きならば夫婦の両方が厚生年金を支払うため、定年後に貰える年金の額が増えるというのも大きな利点の1つである。金銭面に関してはメリットしか存在しないといっても過言ではないだろう。また収入源が2つあることのメリットとして、一方の仕事を失った際に収入がゼロにならず、精神面や経済面の安心を得られるということも、地味ながら列挙したい。このようなセーフティーネットが無ければ、仕事を失ってから再起をすることも難しくなる。

ダブルインカムのデメリット

共働き世帯の場合、デメリットは時間の余裕が持てないという点に尽きる。仕事と家事を両立させるために、時間に追われる日々を過ごすことにもなりかねない。また夫婦が揃って過ごす時間も少なくなることから、すれ違いも起こりやすくなるだろう。加えて本業の他に副業を行っている場合に発生する、双方に力が分散してしまうというデメリットも忘れてはならない。副業に注力するあまり本業を疎かにしてしまい、結果として共倒れとなるケースも存在するのだ。

複数の収入源があるマルチインカム

シングルインカムやダブルインカムの他にも、複数の収入源を持つという意味で、マルチインカムという言葉が使われることもある。収入源が多いほど高い安心感を得られるということは想像に難くない。一つの会社や収入源にしがみつく働き方では、倒産やリストラの恐怖が常につきまとうからだ。

雇用の多様化や会社の終身雇用制が崩壊して久しい現代において、ダブルインカムやマルチインカムの世帯はさほど珍しくない。回復の兆しを見せない景気の中で、生活の安定や貯蓄のために「複数の収入源が欲しい」と考えるのは、ごく自然の流れといえるだろう。

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